Scrum Alliance Regional Gathering Tokyo 2013に行ってきた! 2013年1月16日編

名称 Scrum Alliance Regional Gathering Tokyo 2013
日程 2013年1月15日(火)〜1月16日(水)
場所 秋葉原UDX全体総括


全体総括
昨日に続き、#sgt2013(ハッシュタグ)に行ってきた。今日は日本語オンリーセッション。
個別に指定されたワークショップ以外は、原則、撮影、録音、録画が禁止でした。アジャイルのワークショップなどに行くと、撮ってツィートやブログに書いて宣伝してね、が多いのでちょっと様変わりし始めたのかな、と。

個別トラックのワークショップも、企業向けなど有償ワークショップの宣伝となっているようで、アーリーアダプタが先行投資していたものをマネタイズして回収に入った時期に差し掛かっているのかもしれないな、と思う。これは正常なステータスの進化だと思う。
まぁ、先行者利益のようなものだね。

ファシリティサービスで提供されていた、あったかいコーヒー、ミネラル、お菓子はありがたかった。決して安くない有償の研修であるなら、ということは差し置いても、実際、降雪の後の寒い最中なので普段、職場でコーヒーを飲んでいる身としてはうれしい。



[前座] 川口恭伸 × 平鍋健児
京王線の遅れと銀座線の遅れで、開始を15分くらい遅らすために、前説と言うか場繋ぎで二人のトークセッション?

キーワード オフショアを使っているときに注意しなければならないのは、オフショアは通常、オフショア先は昼夜逆転していることが多い。アジャイルでやるならFace2Faceでコミュニケーション取りたくなるので、時差があると拙い。だから、北米は、インドじゃなくて南米とやる。


[2A-1][特別講演] http://scrumgatheringtokyo.org/2013/?page_id=148#S2A-1
実践知リーダーシップとアジャイル/スクラム
イノベーションを生み出し続ける組織に求められるリーダーとは
野中郁次郎

感想 なま野中先生のお話を聞くのは今回が初めて。枯れている感じを醸しながらもウィットにとんだジョークを混ぜるなんて気持ちはお若いのだな、と思う。新しいモノ、コトを受け止めて、考えるのはしんどいだろうと想像するけれど、そんなことをちょっとも感じさせないんだなぁ。「七つの習慣」は平鍋さんのお勧めの本。

4906638015 7つの習慣―成功には原則があった!

キーワード “agileはソーシャルなコミュニケーションパターン”, 「七つの習慣」, コンピュータが使えないのに(アジャイルを使うエンジニアの方たちと)関係があるなんて, agileは組織改編までに影響(を及ぼすようになった), 「知識レベルの経営」, 戦略と組織は分離できない, 欧米は伝統的に(戦略と組織を)分ける, イノベーションを継続する動的共同体モデル, プロシネス, 共通善の追及, パートナーと物理的知的ネットワーク, 企業ビジョン, 価値命題, 知的創造, SECI, 場, 共同体との共感とネットワーク, 利潤, 20世紀は資本主義の時代, 神の見えざる手(アダムスミス), 完全情報(マルクス), 21世紀は知的創造の時代(ドラッカー/シュペータ/ハクエイ), 完全情報はありえない, 発見の場=知の創造の場, 官僚機構は個の創造性を失わせる, 組織は創造的である, でもどうやって作る?, Tacit know, なぜ暗黙知か, 我々は語れる以上のことを知っている, すべての知は暗黙的か暗黙知に根差す, 暗黙知形式知, 相互のスパイラルアップ, 経験を言語化して新たな知を想像する, 良いワインを飲み、そのときの自分が感じたことを言語化して自分の頭に記憶する, 過去から現在未来を瞬時に想像できなくてはならない, SECIモデル, 共同化→表出化→連続化→内面化→戻る, 内面〜表出化は暗黙知の始点終点, 表出化〜内面化は形式知の始点終点, イノベーションはSECIモデルのスパイラルである, “場”, 地は場で創発される→人は場で意味を作る, 価値は文脈から生まれる, contextの定義, 言語学の関連性理論, assumption, “タコは凧?蛸?”, 場を共同化する, 身体的精神的触れ合う, 問身体性, 身体化された心, 身体感覚は相互に浸透する, 共感を覚えるようにできている, マズローの要求5段解説のその上にコミュニティがあるのかもしれない, 身体的“場”が単位の経営, 雑貨ーバーグの手紙, 産官学民の協調促進, 知のグローバルのエコシステム, 価値命題とビジネスモデル−モノとコト−, ユニークなことの提供, ex)iPod, 最前線まで, フィードバックを受け取る, クローズとオープン, 共同戦略論(マイケルポーター), 企業のミッションンは顧客の創造(ドラッカー), いかなるユニークな価値を届けるか=戦略, 人が大事, 顧客創造できないとビジネスが失敗する, ビジネスモデルキャンバス, 物事の事象化, プロネティックリーダ, 賢慮/実践知のリーダ, wiseリーダ, 不確実な知の生態系には、賢慮なリーダが必要, 文脈の中で最善の判断ができる身体を伴う, 実践知である, フロシネス, just rightの解を見つける, 行為の中の考慮, 文脈に即した判断, 適時絶妙なバランス, 賢慮, 良い目的を作る能力, 場をタイムリーに作る能力, 現実を直視する能力, 本質を概念化する能力, 概念を実現する政治力, 実践を組織化する, 良い目的〜政治力までが個人のスキル, 実践的リーダ, 世界的視野に立つ, 場をタイムリーに作る, ジョークと磁力, ワイガヤ, 会社の負担の場, 「心と脳」安西, 有りのままの現実を直視, 「共通間隔」, 実践知の育成の基本は徒弟制度, 実践の形, プロデューサ型人材育成, マトリックス部分最適?, 全員転籍(同じ組織に転籍=片道切符), 阻止胃のどのレベルでも時間当たりの価値を計る, 海兵隊はどこで切っても同じパターン(陸海空), 信頼関係, 味方に撃たれる, 全員ライフルマン, 組織が環境を共振する, 地の境界, マージナル,集合賢慮, 実践的ミドルアップ, lead from the middle, 全員経営は日本は得意, コミュニティは外に向け内に向けない, 実践知は危うい知, 試す人に成ろう, 身体化された心→知的体育会系


−ここまで撮影・録音・録画が禁止でした−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


[2A-2][特別対談] http://scrumgatheringtokyo.org/2013/?page_id=148#S2A-2
野中郁次郎 × 平鍋健児
スクラムの源流と優れた組織文化の結節点を探る

感想 この本のステマ。この後にサイン会やるからと案内をしはじめたら、会場で先行販売分がもう完売ですと。即、持っている人のサイン会に様変わり。緑色の表紙が斬新で素敵。

4798129704 アジャイル開発とスクラム 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

キーワード hondaのcityはscrumで作った, W/F, サシミ, ミドルアップダウン, 1980年代, コンセプトつくりの方法論, 修羅場を一度は潜る, 言葉を作る, HBR 1991, SECI, knowledge creating company, orgパターン, 文脈/問題/解, 1994年1月 最初のsprint, 暗黙知は伝わるか?, ディティールはマニュアルには書けない, アクチュアル, real, POは、最後まで運ぶ, リーダの発見, 形式知も大切, アナリシスは分解して関係が分からならなくなる, synthesisが大切, MBAが会社を潰す, メタファー, ストーリ, 時間軸, 詩, リベラルアーツが必要, 修羅場の経験, グレーの中のjust right, 失敗の経験, 伝統=長く生き残っている, agile/scrumで大切なこと, 経験しながら, common good, 何処で止めるか, 全員がやった!と言ったとき


[2E-3][ワークショップ] http://scrumgatheringtokyo.org/2013/?page_id=148#S2E-3
The New New Product Development with Lean Canvas
角征典

備品 ペン、ポストイット、模造紙、リーンキャンバスの型紙、共感頭の型紙

感想 このワークショップはできるかもしれない、と思った。Running Lean ―実践リーンスタートアップに出てくる“リーンキャンバス”の書き方のワークショップ。3時間でやるものを2時間に圧縮して。ポストイットの取り方があるとは知らなかった。乗りの部分を上にして、下から思いっきり引っ張ると紙が丸まらない。ほんとだった。リーンキャンバスは、顧客セグメント分作って、検証してアーリーアダプタを絞る。

角さんお勧めの本。
4492521992 知識創造経営のプリンシプル―賢慮資本主義の実践論


[2E-4][ワークショップ] http://scrumgatheringtokyo.org/2013/?page_id=148#S2E-4
POのための「デザイン思考」ブートキャンプ――2時間で”お財布”を再発明!
樽本徹也氏

備品 A3の紙、財布を作るための工作の部品(色紙、モール、スパンコール、マジックテープ、100円ショップで売っている工作キットいろいろ)


※ 左に写っているのは関さん

感想 このワークショップは、財布の工作用の品々をそろえることができない(=お金の用立ての問題)と思った。財布でなくても、部品を用意するなら同じか。





  • 道具室(アプリとか)
  • 音楽室(PCからリンクをクリックするとき、PCにiTunesが入っているとアプリケーションが起動します)
  • 視聴覚室
  • 調達室

とっても便利!もっと早く買えばよかった。
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