なんで“なぜ?なぜ?”って聴くのかって?それは事実を聴く必要があるからだよ

どうして“なぜ?”と聴かなければならないのか
どうして“なぜ?”と聴くのか、と問われたら、それを聴かなければならない場に質問を受ける側のエンジニアが課題、いやすでに問題に昇格したモノを抱えきれなくなって召喚されたからです。召喚されていないのであれば、質問を受ける側のエンジニアの振る舞いやレポートがおかしいとこちらが気づいたからです。


端的に言うと、分掌として役割を担っているからです。起きている事象について、説明責任を負っているから、その状況について“事実”を聴き、整理して、必要なタイミングで報告できるようにしておかなければならないから。


でも、それ以外でも“なぜ?”と聴くこともあります。それは、ワタシが知らないところで知らないことが取り決められていて、その決められたことが身に降りかかると面倒の場合、“なぜ?”と聴くのです。後者のケースでも、やはり、“事実”を知りたいから、尋ねます。


で、“なぜ?”と聴いて問題あります?


面倒なケースの“なぜ”という質問
前述した、“事実”を知ろうとする質問でないとき、それはとても質問を受ける側にとっては面倒な質問になってしまうと思うのです。例えば、その仕事をする上で前提となる基本的な技術スキルであれば、それは“なぜ?”という質問が出てきたら質問を受ける側は「(なに言ってんだ、コイツ。)」と頭の中から言葉が漏れてきても咎められないでしょう。


でも、“事実”を押さえなければならない分掌を負っているヒトにとっては、“なぜ?”は欠かすことが出来ないものです。“なぜ?”と質問をする目的が違うからです。


“なぜ?”の次に何と質問するか
“事実”を知るために、まるで警察のように聞き取りするかもしれないし、雑談のような場を作って、そっと聴くかもしれませんが、どちらにしても、聴く目的は“事実”を知ろうとする目的があるからです。


“なぜ?”と聴くのは例え5回聴くとしても、その先の質問があって聴くのです。分掌的に、“なぜ?”と聴いた後は、“で、どうするの?”と聴きます。


それは、質問を受ける側の問題を解決するためにどのような“意思”を持っているか、どのように近い未来を見通しているか、を確認するためです。


同じ言葉を繰り返さない
確かに、“なぜ?”、“なぜ?”と何度も繰返し質問されたら、実際は、うっとおしい物です。だから、言葉に接しなさい、本を読みなさい、語彙を増やしなさい、と言い続けます。“なぜ?”と同じような意味合いで、違う言葉で聴くのです。

“なぜ?”
“どうしてそうなったのかな?”
“そういう状況になった経緯は?”
“時系列にどんなことがあった?”

iPhoneアプリ類語辞典を入れておけばいいのです。







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