ダメなエンジニアの説明

顧客に対しても、エンジニアが属する組織のシステムにおいても、エンジニアが顧客に対するシステムの説明は、顧客の目線でのビューで整理されていなければ、そう易々と理解してもらえません。


顧客の視点が持てるエンジニアは、その説明の目的によって、顧客の視点で説明したほうが“より容易く理解が得られる”とか、“ここは技術の要”なので技術の大雑把なしくみを説明しないと後の実装にリスクを生むなど、使い分けられるものです。


ところがダメなエンジニアが説明すると、その説明の目的があるにもかかわらず、いきなり仔細な“機能説明”をはじめてしまうのです。


顧客の視点は業務の視点ですから、そこを押さえてしまえばその説明から大きく揺り戻しを受けることは大きくは無いです。でも、仔細な機能の説明からはじめてしまうと仔細な機能の説明だからこそ、顧客にも具体的にイメージできることが災いして、重箱の隅を突かれることになるのです。