プロジェクトが忙しい時ほどプロジェクトマネージャがしなければならない3つのこと

いやー、15時間寝たらね、昨日の夜なんて寝られないの。いつもなら、バタン、ぐーって寝ちゃうのに。
まだ、違和感あるけれどフィットネスジムは行こうかな、と思うくらいだから、気持ち的には直ったんだろう。
足掛け二日、ほぼ一日は結果的に断食したわけだけど、それほど体重減らないなぁ。やっぱり、三日くらい死ぬほど寝込まないと風邪ダイエットにはならない。

ところで、いろいろなプロジェクトに関与していると、ほんと、あっちとこっちの“違う”プロジェクトでおんなじことをやっているの？と不思議に思ってしまう。みなさん、仲がいいのか周りを見て学ばうとしないのか。
基本的に人は怠けものだから、自分の身の危険を感じたり、差し迫ったことが起きないと真剣に回避運動を取らないんじゃないか？と思ってしまう。

そう言う自分がそうだから、そんなことを言えるわけでもあるから、それほど外している考え方ではないだろう。「修羅場を経験していないヤツは...」的なことを当たり前のように言う輩(＝ワタシのことも含め)もいるけれど、自分がそれなりに嫌な経験をしていると、あれと同じ状況に自分の身を置きたくないと思うから、その予兆がないかどうか、必死に探そうとするんだね。

兎に角、アンテナバンバン高く上げて、電波飛ばして、リスクの、自分の身に降りかかる負のリスクがないかって。でも、この電波を飛ばすのだって相当の体力使うんですよ。でも、自分が蒔きこまれたり、気付けたのに気付こうとしなかったりすることで、後から自分が“プロフェショナル”として嫌な気持ちになるはもっと嫌だなぁって。

だからね、周りから「余計なお世話！」とか「いちいちうるさい！」とか思われているんだろうなって。でもね、止めないよ。プロフェッショナルだから。

プロジェクトAでの出来事
プロジェクトマネージャがアーキテクトで割と小さ目なプロジェクトで。ソリューション系のプロジェクトだったかな。で、もともとこのプロジェクトマネージャは、暗黙知が高いタレント性のエンジニアだった。暗黙知が高いということは、「行間を汲み取って」、とか、「あとはわかるな？」って感じのコミュニケーションを取るんだね。それと、指示したことは「プロジェクトマネージャのオーダーのワークロードでやってね。(はーと)」的に丸投げして納期まで放置するんだ。

さて、何が起きるのでしょうか。

メンバは、自分で勝手に解釈したものを納期に合わせて作業をするんだ。だから、プロジェクトマネージャが欲しかったものと違うものが出来上がってくる。当たり前だね。お互いに、自分が欲しいもの、作るものを摺合せしていないんだから。

プロジェクトマネージャとメンバそれぞれと作業のステップだって摺合せしていないんだから、完成具合バラバラになるわけです。「え？そこまでやるの？」的な。こんなことをしていたら、毎度毎度、納期間際になればバカみたいに忙しくなるわけだ。だって、完成間際にバラバラのモノを合わせるんだから。

で、まだ紛いなりにも出来ているならいいんだけれど、作業ステップを摺合せしていなくて、各メンバが好き勝手にやっているから、進捗だって好き勝手に報告するんだ。だから、“永遠の進捗率80%”が生まれてしまうんだ。それは毎日気持ちよく進むんだよ、80%まではね。で、そこからずっと80%。永遠に。納期まで。

プロジェクトBでの出来事
このプロジェクトは、経験の浅いプロジェクトマネージャと比較的大所帯のメンバとで構成したプロジェクトでWebアプリなのね。で、大所帯だから、機能別にブロックを置いたりしてプロジェクトマネージャとブロックリーダそれぞれでプロジェクトを引っ張ることになるんですね。で、経験の浅いプロジェクトマネージャだから故、一生懸命やろうとして一杯いっぱいになっちゃうんだね。気持ちが溢れちゃうから他を見れる余裕がなくなっちゃう。で、比較的大規模のプロジェクトマネージャなのに実務に手を出してしまう。

はい、もう後はどうなるかわかりますね。

プロジェクトマネージャのしなければならないことに、予定を作って、予定ごとに出来高を出させるように外的との調整や内向きへの指示やリソースの負荷状況の把握などがあるんだけれど、自分が実務に手を出したら、それだれやるの？ってことです。ある意味、仕事放棄。

自分が手を出さないといけない程だから、一応作ってあるWBSの進捗の遅れからボトルネックを探して、そうするつもりがなくても結果的に糾弾するような感じになってしまう。プロジェクトマネージャなんだから、いつも全体を俯瞰した視点を持っていないといけないし、いつでもそのスイッチを入れられるようにしておかないといけない。

で、仕事の運びがおかしいんじゃないか？と思ったら、パッと現場まで目線を落として雑談のように聞いて回り事実を確認するくらいがいい。

実際、ボトルネックがあったとしても、それはそうとして誰でも手を打たないといけないし、そうするべきだし、なんだけれど、プロジェクトマネージャとしてしなきゃいけないことをしていたのか？ってことです。

もしかしたら、メンバやブロックリーダ達は、サインを送っていたんじゃないかな。でも、自分たちの遅れでプロジェクトマネージャが実務に入ってきたら、それ言えるのか？ってことです。プロジェクトマネージャがブロックリーダを自らの手で助けるなら、実務はやっちゃいかん。やるなら、管理系の作業だけでも随分助かるものだから、そういったことに限るべきなんだ。そして管理系の仕事を困っているブロックリーダの代わりにすることで、現場の実態をわざわざインタビューする手間も省けるってものだし。

忙しい時ほどしなければならない3つのこと
どちらのプロジェクトマネージャもどんなに忙しくてもしなければならないことが、3つあって、それを欠いたから見る人が見れば似ているような状況になってしまっているんだ。

15分で朝会をやりなさい。プロジェクトマネージャは重要なことを伝えなさい。
少人数ならその場で昨日完了予定だった作業の結果と今日予定していたやることと、困っていることを各メンバが言うんだ。
大規模なら、昨日の出来高、今日の予定、困ったことはブロックごとにやればいい。

単純なことだ。忙しいんだろう？なら重要なことを短時間で全員に聞いてもらったらいいんだ。毎日同じ時間にするんだ。朝でなくてもいい。10時でも。昼一の13時でも。17時の夕方でも。朝会でも昼会でも夕会でも呼び方は何でもいい。

最初は15分で終わらないよ。絶対に。そしてメンバは自分で報告なんてできやしない。でもやり続けるんだ。プロジェクトマネージャとして。15分で終わらないなら何か原因があるはずだ。時間に集まらない、報告の準備をしてこない、自分で進んで話さない、検討を始めてしまう。15分のミーティングの問題くらい発見してカイゼンできなくて、どうして顧客の望むシステムが作れるのかってことだ。

期待をことばにして伝えなさい。
必要な人全員が理解するまで。

プロジェクトマネージャが自分の頭の中で思っているだけでは誰にも伝わらない。彼女にだって、何も言わなければ伝わらないんだ。まして、彼氏なんて男はバカだから言葉にしないと全く伝わらないんだ。

なんで、プロジェクトマネージャの気持ちをメンバが汲み取らないといけないんだ？そんなのおかしいだろう？その逆も同じだ。おかいしと思うなら、今から改めるべきだ。べきだ、じゃない。改めろ、だデス。絶対に諦めるな。嫌ってほど伝えるんだ。繰り返すんだ。洗脳してしまえ。

一つのWBSで作業のステップを幾つか踏まないといけないなら、それを明示しなくちゃそのとおりになんてやってくれない。まして、明示的に何度も伝えなければ、だれも一度だってやってくれはしない。この手順を踏め、この手順でレビューを受けろ、この段取りでリリースしろ、と。

場を持て。
朝会だって場だ。どこでも二人集まれば“場”だ。
の紙でもホワイトボードでもいいからその場で解決したいことを話せる場を誰でもいつでももてる雰囲気を創るんだ。

朝会でメンバが困っているといったら、朝会の、その後すぐに必要な人だけが集まれる場を持つように時間を決めてしまうんだ。困っているメンバだって、自分で困っていると何が課題なのか課題設定できているんだから、その困っている課題の解決の知恵を与える場を創ればいい。その場をパッと作ってしまう。そういったことを素早くやるんだ。

この3つはプロジェクトマネージャが率先してやらないとだれもやらないんだ。

道具室(アプリとか)

図書室

のんびりと読了。なんか久しぶりに出てくるキャラがここぞとばかりなのはどうなのよ。懐かしすぎて、ニヤニヤしちゃうんだけど。

　新約とある魔術の禁書目録(5) (電撃文庫)

音楽室(PCからリンクをクリックするとき、PCにiTunesが入っているとアプリケーションが起動します）