ワタシは警察ではないのだからと考えるのってリスクコントロールの初歩だったり

怠いとき、大体風邪気味で、実際今回は風邪引いてその残りを引っ張っているからなんだけれど、そうすると晩御飯作るときに途端に辛くなるから「あー風邪だぁー」って再認識することができるのね。
あっそうか、世の中のママさんたちは風邪気味で酷くても辛くても子供や旦那に頼られると頑張るんだろうけど、実は辛いんだよねーっと思いました。


駅とか路上でタバコ吸うやつってなんなの?
若い頃って言っても、30代前半くらいまで無駄に血が余っていたのか、まだまだ駅での喫煙があったり、路上喫煙(今はだいぶ少なくなったけれど)している奴らが側にいるととてもムカついたものです。「オレの側でタバコ吸うな!」とか、「朝の爽やかな空気を汚すな!」とか。


どんなに駅のホームで混雑時間帯は吸わないでくださいとアナウンスがあっても輩はいるもので、−吸わないでくださいって、やんわりと禁止されているという理解できないんかな?そうやって吸うからますます吸う場所がなくなっちゃうんじゃないのって思ってしまうんだけどさ−、そいつが目の前で吸うんだ。


で、言わなきゃいいのに言うんだ、こっちもバカだから。「タバコくせーなー。」って。で、余計な揉め事を作りそうになったことがあったりするわけです。


誰が権限者なのか
あるとき、これって、誰が取り締まれるんだ?と考えてみたりしたんですね。施設の中だから、鉄道会社かって。なら、苦情を言う先は、施設管理者の鉄道会社の駅員かって。事件でもないんで警察は介入しないしね。で、自動改札が導入されて以後かわかならいけれど、駅員ってすごく少なくなった印象がある。ターミナル駅のホームじゃなければ駅員なんて事務所にしかいないよね。そんな少ない人数の駅員を喫煙している輩のために使うのかって。



ことが起きたらその後どうなるか考えたことある?
あと、もし苦情を言って、何かあってトラブルになったらどうなるのかって考えたんだね。当時は、今ほど早く家を出ていなかったのでちょっと遅れると始業に間に合わないんです。で、シミュレートするんだ。今ここでトラブルに巻き込まれる、15分くらいウダウダする。駅員来る、警察呼ぶって。で、そこからが長そうだ。1時間くらい身柄を押さえられそうだ。で、結局、どっちもどっちでおわるかもしれない。


これって、何か良いことあるのかって考えた。何もない。悪いことは何だろう。タバコの煙を我慢するの?なんで?何もしていない人が我慢せにゃならんの。それはオカシイ。でも、我慢と約半日身柄を拘束されて何も得ないのとどっちがいいのかって。


ワタシは何物でもなかった
で、この場所ではワタシは警察(=駅なので駅員)、つまり権限を持つものではないのだ、って。権限のない人が何ってもダメだって。事件にでもならない限り。とってもバカらしいじゃないかって。

「あぁ、君子危うきによらず、だな。」って。


君子じゃないけど、さ。


リスクを知り、エクスボージャで判断する
これって、リスクマネジメントのリスクのエクスボージャを評価しているんだよね。起きる確率は意外とあるんだけどね。一つのリスクの被害は小っちゃい。半日の身柄拘束だ。で、リスクを回避する策はある。我慢するか、乗る場所を変えるか、時間をずらすか。我慢は、ココロにマイナスの負担が少なからずあったり。あとは、場所を変えるか、時間をずらすか。場所を変えても、輩だっていつも同じ場所と言うわけでもないだろう、って。なら、時間をずらすかって。


その対策を取るのと、エクスボージャが起きたときのどっちを取るのかってことです。


ワタシが警察じゃない、と考えるのは関心を示さないわけじゃないです。当事者たるべき人が当事者として役割を果たせばいいじゃない、ってことです。少なくとも自分が権限を持っていないなら、トラブルに巻き込まれた被害者じゃないなら、スッと身を引きなさいって。もちろん、他でトラブっていれば係りの人に伝えるとか、具合の悪い人が居たら手を貸すとか、そういった助け合いは別です。


アタマに血が上りそうなとき、「あぁ、警察じゃないんだっけ。」と間を取れれば、じゃあいいやって。これってリスクマネジメントだなぁ。そうしているとね、いつの間にかあまり頭に血が上らなくなっちゃうんだね、不思議と。