もうエンジニアは面倒なことに手に出さないと居場所なくならない?


景気が悪くなって、仕事が減って、単価が下がって。ビジネスの競合は国内の同業者ばかりじゃなくてニアショアもオフショアも。買う方もオフショアなら安かろう悪かろうなのに国内だと過当競争もあってこれまでと同等の作業品質を求めていたりして、その上クラウドでサービスとして買える時代になったので、顧客は固定資産で持っていたものが経費で処理できるようになるとますます価格が重要になるんだね。そんな時代が今じゃないかな。


それ、オレの仕事?
とは言っても、まだまだ今までのビジネススキームを引きずったままの部分が大部分なのであって、それは顧客だってそうそう変われないし、変わるのは変わらないといけない状況に追い込まれた顧客か新し物好きな顧客から。


なので、いまだ旧来のビジネススキームで自ら変化をしようとしないSIerもエンジニアもたくさんいるんだ。
でもそれって、いつまでも続くと思っているのかなぁ。


今30歳ならあと35年働かないと年金貰えないし。ドッグイヤーどころじゃない時流の速さの中で更新する技術の世界の中で自分のやっている技術が生きていけると思っているのだろうか。


技術で生きるって大変だと思うんだよ。今やっているところのエリアは深くやらないといけないし、時代の先を見て次も考えないといけないし。


「わたし設計だけー。」
「コーディングだけやりたい。」


そんなこと言ってられないと思うんだ。だって、それ貴方の単価より安い人ができるもの。つまり、代替できちゃう。貴方のコンペティタが幾らでもいるってことです。それが現実。まだ、顧客が気づいていない。まだ、あなたの会社が追い詰められていないだけ。何か一つ条件が変わればいつ自分の仕事がなくなるかもしれない。


自分の仕事が楽しているとしたら、気を付けた方が良い。逆に考えよう。今やっている仕事は自分がやらないといけない仕事なのかって。


なら何やるのさ
他の人に代替がきかない、このスキルを持っていないとできないという仕事がまだいい。でも、そういった仕事でもいつだれがキュレーションしてサービスに置き換えちゃうかもしれない。オフショアやニアショアのエンジニアのスキルが上がって代替できちゃうようになるかもしれない。


やっぱり一担当としての工程の中の分断された作業をやっているようじゃだめなんじゃないかな。作業員ではダメなんだ。そう考えると頭から最後まで一気通貫でやって欲しい仕事が良いかもしれない。単機能工ではダメだということだ。


面倒くさいことをやろう。製品もサービスもそれを自分が顧客として買うのは、面倒くさいことを買ったものが代替してくれるからだ。箒で掃除するのは面倒くさいから掃除機を使うんだ。自分で考え処理する能力がないから業者を買って頼むんだ。


そのとおりだろう。エンジニアが関わる仕事でエンジニアとして楽しく自分の好奇心を満足させて、且つ、顧客や属する組織にとって面倒でとってもて愛仕事ならいいけれど、自分の好奇心を満足だけさせるような仕事じゃいつまでそれで食べていけるかわからない。


顧客が嫌がる、属する組織にとっても面倒な仕事を恰も大事な仕事のような顔をしてやろう。