自分を成長させるにはちょっとしたうれしいことを積み上げよう


自分のスキルを伸ばす、育成させないと、と考えるととっても難しそうに思えてしまう人も多いかもしれないなって思う。なぜなら、年齢にかかわらずエンジニアとして期待されるスキルを得るための目標設定がうまく設定できない人が意外と多いから。目標を設定してもらってそれを見せてもらうとこちらの期待の範疇で目標を設定できているのは全体の4-5割くらいといっても言い過ぎじゃないくらいなんだ。


成りたい将来の自分と今の現実の自分とのギャップを認知することから具体的な目標設定ははじまるのだけれど、まぁ、上手く目標設定できない人は自分自身の現状をありのままに認知することに目を背ける傾向があるのも多いのですね。


本当の自分の姿、ありのままの自分をありのまま認知することは、自分自身が一番自分を知っていると思い込んでいるから、自分の今の姿を色眼鏡で見ているということに気づかないんです。それは、自分はこれだけしかできない、自分はそれほど能力が無いと何年も自分と付き合ってきたから嫌なところばかり、思い出したくない記憶ばかりがよみがえってしまうから、実は自分自身でありのままの自分を見誤っていることが多いです。


傍から見れば、「あれ、あなたのそのスキルはもっと高く評価していますよ。」と思うことも少なくないのです。その一方、やってもみたことのないことに自分のスキルを過大に評価していることも多いです。それが持ち合わせるスキルの横展開とか、それを実際にやってみる準備がある程度でもできているとかであればそう思うこともないのですけれど、そうしたこともしていないんですねぇ。


でもやったこともないのだからどうしたらいいのよ、と聞かれるかもしれない。それは、自分とよく対話することからはじめないとどうしようもないと思います。まず、自分を知ること。過大評価する意味はまったくないし有害だけだけど、過小評価をすることも自分の可能性を自分で抑えてしまうことになると知っておくべきです。


ニュートラルな、第三者的な視点で自分を知ることです。その上で、成長させようとするスキルの目標を高く設定してもいいです。しかし、その間のステップは小さくすることです。いつでも、いまどこにいるのかがわかるように。自分を成長させるには経過の評価は0と100の二択で評価することはやめたほうがいいです。それはいつまでも100にならないので自分を蔑んだりできない目標を設定するように勘違いして自分の可能性をなくしてしまうから。


目標は高くても、その経過のステップは小さく。そしてそれを毎日積み上げられるくらいに。毎日積み上げられれば、毎日成長する自分を自分自身が認めてあげられるのですから。そして、途中で上手くいかなくて躓いてしまってもいくらでも方向転換でも試行錯誤でもできるのですから。