プロジェクトチームから排除すべき人


プロジェクトでチームを組む以上色々なタレントを持つ人が集まるのは当たり前のことです。当たり前のことなんですが、なら、どんな人でもいいのか、と言えばそれは違います。


何が違うと言えば、プロジェクトチームに必要なスキルを持っているからと言ってどんなタレントでもいいというわけではない、ということです。でも、画一的なタレントな人を集めたいわけではありません。心配性の人、あっけらかんとした人、子細を見てくれる人、人の意見を聞いて考える人、自分の良い所と他人の良い所を認められる人、場をリードできる人...様々なタレントの人で構成する方が、全体としてカバーをしあえる、と思っています。


しかし、ここにいると困る人が居ます。それは、他人の意見を認めない人、プロジェクトで決めたルールを守らない人、思い込みの極端な人。これらの人は、プロジェクトにいると、プロジェクトチームに悪い影響を与え、プロジェクトチームのアウトプットを脅かします。


他人の意見を認めないということは、レビューで指摘を受けれないということにそのマイナスの面が現れます。プロジェクトルールを守らない人は、プロジェクトで作成するアウトプットの品質レベルを下げるというリスクで現れます。思い込みの極端な人は、勝手な思い込みで仕事を進めてしまうので手戻の原因を作るリスクを持っています。


全ての人が完璧だったり、周りと協調性を持っていたりするなんてそんな理想なことはないこともわかっています。プロジェクトチームはキーパーソンを除いてギブンである、とも思っています。すべては希望どうりにならない。


だけれども、絶対譲れないこともあるのです。それはどういった風にチームをビルディングしたいのか、というプロジェクトマネージャの思想にかかっています。


ワタシのチームにはワタシのチームとしての像があってそれに合わないなら、多様性は別として受け入れられない人だっているのです。まぁ、相手だってそんなの御免こうむりたい、と思っているかもしれませんが。