たたかれ台はブレストの翌日にイメージ合わせができるくらいのスピードでつくろう


いや、しかし次から次に問題が起きるというか、ステップが進むから課題が明確になってきただけ、というか、どちらにしても課題盛り沢山な毎日です。で、その課題は解決しないと先に進めないわけで、なら、解決しちゃいましょってなるんですが、なにせ、ネタによってはアイデアだしからだったりして合議しないとたたかれ台も出てこないとかね。ほんと面倒くさいって。まぁ、面倒なことをやるから対価を得られるんですけど。



その課題を進めるために“たたかれ台”を考えるとき、それはやっぱり、手書きで充分なので誰か一人でやった方が良いです。そのたたかれ台のアイデア出しはちょっとだけでも体面でブレインストーミングした方がたたかれ台の方向性をズレまくりにさせないためには必要かと思うけれどね。そのブレスト後のたたかれ台を作るにあたっては、ものごとを進めるという“こと”があるので担当者を決めてやった方が早く進むものです。


ここで早く、ってわざわざ書いたのは、こうしたたたかれ台をつくるのに完璧な資料を作ってはいけないんです。だって、たたかれ台なんだもの。ブレストして、アイデアだしして、それをイメージ化したものがたたかれ台です。それは“たたく”ことが前提なので、クタクタになるまで叩くものなのだから、一生懸命子細を考えても意味はないです。


ポイントは、ざっくりとまとめる単位の概念と纏めるキーとなる要素の単位の考え方、かなと。何をもとにして纏めた(=括った)のか、キーの考え方のポリシーさえしっかりしていればそのたたかれ台の資料としては、その後の合議で単位やポリシーのポジションをずらすだけで済むのでいくら合議でズタボロにされても所詮たたかれ台だし、その役割は十分果たされるし、例え方向転換のインパクトがあってもちょっとした修正くらいになるはずです。


それをたたかれ台なのに子細まで作り込んでしまうとたたかれ台がたたかれたときの精神的なダメージは大きいし、さんざん突っ込まれたあとに方向転換することになっても、その残骸のたたかれ台を使いまわそうという気持ちが無意識に働いてしまい、自分で自分を縛ることになるんです。


誰だってゴールのイメージを明確に持っていないからブレストするわけで、ゴールのイメージを持っているなら誰もブレストしたりたたかれ台なんて作る無駄はしないです。そんなのやるくらいなら、さっさとアウトプットのイメージを伝えて作ってもらいった方が良いもの。


と言うことで、課題解決や問題解決には、ちょっとだけブレストで方向性を押さえて、手書きでたたかれ台を作ってイメージ合わせをしましょう。できれば、翌日くらいにイメージ合わせをするくらいのスピード感だと良い感じです。