おかしいと思ったら何がおかしいかをちょっとだけ考えてみよう

「あの、クライアント管理サーバに入ってこないクライアントがあるんですけど。」
「調べて。」
「何でですかね。クライアントは入っているハズなのでオフラインになっているかも。」
「過去一度も接続してきたことないのかな。」
「ログを見ましたが出てきてないですね。」
「接続しているクライアントとしていないクライアントの違いは。」
「……。」


落ちは、どうしようもないことだったんですけどね。ええ、クライアントのOS環境を作るタイミングによってクライアントのテンプレートそれ自体を作るときには、その“クライアント自体が存在しないからそのタイミングのOS環境には入れようがなかった”、というなんとも正に溝にボールが落ちてしまったというケースで。


こんなケースはそれこそ日常茶飯事だと思うんですけどね、これはあることが別にあって、それをきっかけに気付ないといけなかった、と思うんですよ。それは、そのクライアントテンプレートを作るためのOS環境にもそのクライアントを入れないといけないんだけれど、それについては“自分達で気づいたので導入していた”ですと。


えぇ、それ、なんで横並びで考えないんだろう。ってことです。


横並びで考えるとは、今自分の目の前にある事象が、隣も“同じことになっていないかと疑問に思うこと”いうです。先述のケースの場合、自分たちがクライアントのテンプレートを作ろうとしたOS環境に自分たちがこれから作ろうとするパッケージが入っていないのは当然で自分で導入するのであれば、同じタイミングのOS環境にはそのクライアントのパッケージが入っているはずがなくて、導入しないといけないんだ、と気づいて欲しいんですね。


あとは、これが共有されていないかった、ということです。なぜ、自分達が作ろうとしたOS環境にクライアントのパッケージが入っていなかったと気づいたのか、それを周りとかに雑談でも良いので「こんなことがあったんですよ。」って。


自分でなんとなくおかしいと思っても、クライアントのパッケージをつくることが目的になっていれば、そのおかしいと気づいたことを棚上げしてしまいがちなんですが、それは誰かに話すことで“他の”メンバが気づくことだってあるんですから。


と言うことで、何か“おかしい”と思ったら、ちょっと頭を切り替えて、その状態で問題ないのか、隣とは同じ状況化を確認しましょう。そのくらいの時間はありますから。