エンジニアとして幸せな時間を作るために


エンジニアになったら、特にITならドッグイヤー(死語だ)どころか瞬く間に技術が更新されるので勉強というか情報をついていくだけで大変な職業になったなーって感じるのが正直なところなんじゃないかと思うんですね。ほんと、20年も前に仕事についてよかった。だって、時間の流れが感覚的に今の1/5くらいだもの。そうはいっても、今なら今なりにこの急流な情報の流れの中で自分が“楽しい”と思って興味を示す分野にリソースをフォーカスして取り組むものです。だってしょうがないよね、エンジニアという生き物だもの。


新しい技術を取り入れるということは、自らの目標に向かって歩むことをしている状態であって、それは、自らが決めたチェックポイントまでにある技術レベルだったり基礎スキルを身につけるという目標を課しているわけで。


で、その自分に課している到達点をexitすることとその過程とでどっちが幸せな時間(とき)なんだろうかと思ってみたりするんですね、エンジニアとして。鶏と卵の関係と同じように、マイルストーンがなければ過程は生まれないし、過程があるからマイルストーンが越えられるのであって。


まぁ、どっちもどっちなんですが、

“エンジニアとしての幸せな時間”


は、マイルストーンをexitするときなのか、その道中なのかは意見が分かれるところかもしれないけれど、さて、どんなもんなんでしょう。


ワタシはそのマイルストーンをクリアするために試行錯誤して、その道々で得られる経験がたとえプレッシャの掛かることであっても自分にとって腹落ちする瞬間というか、

“自分でその技術が使えるようになる瞬間”


が一番幸せなときのような気がします。困ったことに、その幸せなときを得るためにはマイルストーンがないとその喜びを得られないという何とも悩ましい循環がまっているわけで、

「学びはエンジニアの業なのだ。」


と開き直って、次々と自らマイルストーンを設定するほかないんだなぁ、と。正に業なんですけど。