エンジニアがプロフェッショナルになるための4つの習慣


誰でもがエンジニアなら、その道を究めて「この課題ならあの人に。」と言われるようになりたい、と思うものです。でもその道のプロフェッショナルとはいえ元々は一平卒のエンジニアでしかなったのです。


そんなプロフェッショナルも最初は普通のエンジニア。ならどうしてプロフェッショナルになることが出来たのか。何か特別なことをしてきたのか。し続けているのか。ワタシはそうは思わない。ただ、「続けるているのだ。」と、思う。


小さな失敗をたくさんする
日々のタスクで小さな失敗をする。これは何も考えないで、と言うことではないよ。タスクの中で隣の先輩やロールモデルのエンジニアや見聞きしたことを試すと言う意味なんだよ。


それは考えて、行動して、ということ。そうして小さな失敗をするんだ。その失敗を積み重ねた中から自分にとってどれが遣り易い仕事の仕方かを探し出すんだ。そう、試行錯誤をして、自分のスタイルを探すということだね。


小さな失敗をするためには、タスクは自分の中で段取りを考えて、どこで失敗できるかどこで試した結果を知ることが出来るかを予測するんだ。それ自体、試行なんだ。


「なぜ小さな失敗をするのか。」って?それは、小さな失敗なら自分でリカバリできるから、なんだよ。自分で損失を補てんできる範囲でやるんだ。その小ささだって、経験をすることで次第に大きくすることが出来るようになるだ。


トラブルを避けたり上手にやる
エンジニアがふるまう行為はエンジニアリングなんだよ。だから、目的のものを得るために準備もするし、実践もする。トラブルを起こすエンジニアは、トラブルが起きるようにふるまいをしているんだ。下手を打つエンジニアは、下手を打つようなふるまいをしているんだ。


トラブルを起こしたり、下手を打つエンジニアは、そうなるようにふるまっている。それは、知らず知らずにトラブルを招く行いや思考を身に着けているんだよ。誰かが教えてくれるんじゃない。仕事の仕方は自分で覚えるものだから、覚えたものは自分自身がそれを身に着けたってことなんだ。


疑問を持つこと
出来るエンジニアはいつも学ぼうとしている。自分が知っていることと知らないことを知っている。いや、知っている範囲を知っているから、それ以外は知らないことがあると知っている。だからプロフェッショナルは学ぶんだ。


いちエンジニアからロールをステップアップしていく過程でそのロールに期待されることは大きくなるもので、そのロールにいるエンジニアは何を期待されているか知っている。だから、それを、期待を裏切らないように学び続けるんだ。


学び続けられるのは、何を期待されているか何を知っているかと自分に対して問う力を持っているからだ。それは、自分に対して常に疑問を持っているからできることだ。だから、これから自分が取り組まなければならないことを知ることが出来るんだ。


言い訳をしない習慣
プロフェッショナルは言い訳をしない。タスクを自分のコントロールできるサイズに分割して実践できるから、自分でタスクをコントロールできるんだ。だから、タスクに不確定要素があればそれを見通せるように情報を得ようとするし、持ちうる情報で仮説を立てて取り組むんだ。その仮説も、タスクを小さくすることでブレることもコントロールできるサイズにするし、例え仮説が外れてもそれをリカバリできるように段取りを組んでいる。


それは、自分自身のコントロールできるタスクについては、コントロールしようという意思を持って行動しているんだ。だから必要な段取りもするし、トレースもする。そう行動するから言い訳をしないしする必要もないんだ。言い訳をするなんて、その行為自体に何も意味を持たない。言い訳をするくらいなら、その労力を段取りに振り向ければいい。