年初にはエンジニアとしての目標を立てよう。つまり、目標管理制度をdisるひとはそれだけのレベルでしかないんだよ。


お正月は新年を迎えるというシチュエーションが良いんだ。何がいいかって、今年、エンジニアとしてどの方向に進むのか、どれだけ高く上るのか、自分と向き合うにはちょうどいい時間なんだ。


勿論、ワタシだって初めからそんなことを思いついたわけじゃないよ。それを知った当時、ずっとえらい役職のオジサンが言っていたんだ。

「お正月の三が日、1日だけ家族からもらうんだ。メンバの育成をどうしようか、それを考える時間にするためにね。」


って。それからだね、三が日は今年の目標を立てよう。メンバの育成を考えよう、と思うようになったのは。


これは自分の目標を立てるということなんだよ
そう、これは、自分の目標を自分に向き合って立てるということなんだよ。いい?誰かに言われてやるんじゃない。自分で、自分の時間を自分のために使うんだ。


鏡を持ってきてごらん?で、自分の顔をまじまじと見てごらん。目指すエンジニアの姿に去年より少しでも近づいた顔になっていないかな。なっているかいないか、それは自分が一番知っていることだよね。不甲斐無いなら今年は頑張ればいいさ。少しでも成長して理想に近づいていたら、頑張ったと褒めてあげようよ。自分を。


これは、だれもやってくれないし、誰もストレートに教えてくれないよ。特にね、大人になってからは。


目標管理制度をdisる人は自分で目標設定も自分の目標を達成するための努力もできない人
自分でね、年初に自分の目標を立てたり、進む方向を考えたりしていれば、仕事の目標管理制度で立てる目標なんて大したことないと思うよ。だってさ、自分の人生を左右するんだよ、自分で立てる目標は。自分の成りたい、目標としたい理想の姿に自分から妥協すると思う?しないでしょ。


でもさ、仕事はその目標が上から落ちてくるんだよ。勝手にね。そして曖昧さがあるんだ。だって自分に降ってくる目標を落としてくるマネージャだって同じ形態で目標を受け止めるのだから。それはさ、ワタシが経験して言っているだから、まぁ、間違いないよ。


実際にはね、マネージャが期待する目標を設定してくれるメンバは20%もいないね。ホントに。組織の目標とそのメンバに期待しているロールとしての貢献からそれっぽく設定してくれればいいのに、だけど。でもそんなものなんですよ。実際、真剣に目標を設定するということの意味を知って、自分の目標と仕事の目標を適度にシンクロさせて設定できていそうなメンバは。組織の目標は曖昧でどうでも解釈できるのに。


曖昧と言うことは、二人の当事者の間で妥協点を見つけられるということなんだよ。


自分に要求することは、他人より自分の方が厳しいと思っているよ。だって、一番自分の強みも弱みも知っているのは自分だもの。


っていうことはね、仕事の、目標管理制度をdisっている人はさ、自分に向き合ったことがないんじゃないか、なんて思っちゃうね。ホント。


年初に自分で目標を立てたり、行く道を考え込んだり、それをどう実現しようと考えたりしていれば、それに比べたら、仕事の目標をたてることなんて自分で1年どこまで頑張るかの交渉事でしかないんだもの。


どれだけ自分で自分と結果を出すために時間を割いて向き合っているか。


それだけ。