エンジニアに悪い6つのふるまい


エンジニアが持っていないと困るスキルは、基本スキルと技術スキルに大別できると思っています。基本スキルと技術キルは以下のようなものです。

基本スキル 関心を持つ
意思疎通を図る
表現する
思考する
技術スキル システムの(提案・分析・設計・実装・運用)を遂行する
方法論を利用する
適用技術を適用する


それら、基本スキルと技術スキルを生かすためのアンチパターンにはどんなものがあるのかなーって思って思案してみたんです。意味があることかわからないけど。


エンジニアに悪い6つのふるまい

関心を持たない
関心を持たないという時点で自ら対外的な関係を持とうとしてないといってもいいです。それが続けばそのエンジニアは受け身でしか仕事をすることができなくなります。常にだれかからトリガーを引かれないと行動できなくなるのです。


基本スキルであっても技術スキルであっても、担当するビジネスの範囲で関心を自ら持たないと何も“気づく”ことはできません。自分自身に関心を持たなければ、自分が思うほど自分で考えていることに気づかないので伝える手段を学ぼうとしないでしょうし、誤解を招かないように伝えたいことを論理的に整理するなど思考方法を訓練しようと思わないでしょう。


自分自身に、自分を取り巻く環境に関心を持つことが気づきの一歩なのです。


やらない理由を言う
嫌だと思いながら作業をすると作業に求められる品質を満たすことができないものです。仕事なら、その仕事があさっての方向を向いているなら別ですが、そうでもなければやらない理由は“ない”のです。


そうすると、嫌々で仕事に臨むと嫌な気持ちで仕事をするのでexitできないので、結局やり直す羽目に。二度手間ですね。


もし、無駄ななことが嫌だと思うなら、最短で最小で済むことを考えた方がいいです。そうしたら、どうやったらそうできるか、という思考になるし、そう行動するようになるのです。


それも、要求をするばかりではダメで、相手のレベルに合わせて相手との最小の手間でやるために思考するようになるものです。


コツコツやる
コツコツやるのは一見「良いことでしょ?」って思うかもしれないですが、そうでもないです。やらないといけないことを作業のexitの条件を満たすようにするのは作業を終わらせないといけないので当たり前として、そのやっている作業の手順を何も考えずにやっていていいのか、ってことです。


コツコツ作業をするというイメージは、繰り返しの作業をしているイメージありませんか。そうだとしたら、その作業、コツコツやるんではなくて、自動化できないかを考えないと。コツコツとやる作業のイメージが手作業のイメージを持てるなら、やっぱり自動化を考えないと。


一部でも自動化できるだけで随分変わるものです。


手を抜く
面倒だから、とか、意味がないから、とか、自分の感情を思考の基準にして手を抜いてしまうこと、ありませんか。


あとに起きることは手を抜いた分のしっぺ返しでしかないのです。その手を抜こうとしている手順を端折ることがその手順で担保していた作業の品質を失うことになるかもしれません。


仕事としてやっている作業を自分の思考や気分の様な感情で判断してはいけないのです。手を抜くことと作業手順を見直して目的の作業品質を担保しつつ手順を簡略化することは違うのです。


手を抜くのではなくて、手順を見直し、作業品質を担保しつつ、最小の手間でできるしくみを作るのです。


無理・無謀をする
長時間の作業をし続ける、準備もせずにシステム変更をする。そんな無理な行いや無謀なふるまいをしていませんか。


エンジニアリングなら理路整然と仕事は作業に変換して、進捗させなければならないのです。無理をする、準備もせずに場当たり的な対応を取ることは、エンジニアリングのエの字もないです。


無理をすれば、作業品質に影響します。エンジニア自身の身体にも精神にも影響します。いいことないです。無理をする、無謀なことをするのと挑戦をすることは違うのです。


本を読まない
本を読まないということは、そのエンジニアが得る形式知はそのエンジニアが実践で得たものしか手に入れられません。


本は他人が多くの時間を割いて経験してきたノウハウをチートする手段です。忙しいというなら、本を読んで実体験できない領域はカバーしないと。