プロジェクトマネージャの存在意義? それは笑顔のためですよ(笑)


プロジェクトマネージャなんて必要なければいない方が良い
そんなある意味自分の役割を全否定することを思いついてしまったので何となく思案する。プロジェクトマネージャはなぜ必要なのか。いないとどうなるのか。


プロジェクトに普通にあるものが全て必然なのかどうかは一度疑ってみた方がいいのだ。普段あるから、といってそれは自分自身が必要だと実感しているなら話は別だけど、そこにあったから、気づいたらあったから、なら、それはそこにあることが誰かにとって益のあるからなのかもしれない。


なんて、考えをしていると随分思考が捻くれてしまっているようだ。


アナタがリニアな思考でふるまえないなら
プロジェクトマネージャのロールについて今更ここでは述べない。ワタシがこれまで書き散らしてきたことすべてがプロジェクトマネージャに必要なスキルセットなんだ。仕事も遊びも。


もし、アナタがプロジェクトで「ああしたい。」「こうしたい!」という意思を持ってタスクに臨んでいるとき、思うようにふるまえないとしたら、それをできないことのギャップから“ストレス”を感じるハズだ。


複数のプロジェクトメンバでチームを組んでプロジェクトをやっているなら、何等かストレスに晒されるものだ。けれども、例え一人ボッチのプロジェクトであってもストレスは自分自身から生むこともあるし、一人ぼっちといっても仕事なら厳密に一人でビジネスをすることはないからやっぱり何らかのストレスを感じざる得ないものなんだ。


何れにしても、ストレスには自らプレッシャとして生むものと過ごす環境下により生ずるもの、の2種類があるのだけれど、もし、後者でストレスを感じることがあってその解消にてこずるなら、それはプロジェクトマネージャが必要なのかもしれない。


厳めしい顔をしているのがプロジェクトマネージャの仕事じゃない
ワタシはプロジェクトメンバがやりたいことを如何にリニアにできるような環境を作るか、それが大事な仕事だと思っているんですよ。具体的な、how toを書けば幾らでもかけそうだけれど、本質はそれではないんです。


厳めしい顔をして、指揮命令を下すのがプロジェクトマネージャの専売特許ではないんです。そんなのは、プロジェクトマネージャが「ここは外せない!」と思ったときだけでいい。メンバが120%の成果を出せるように環境を作るのが仕事なんです。


理想のプロジェクトマネージャは、要所だけ存在してあとは空気に様な、そんな存在が良いと思う。普段は雑談や雑務をチマチマしているくらいな。メンバが仕事をし易い環境を先回りして、行く先々に塹壕があれば穴を埋めたり、回避ルートを示したり、ハタマタ、橋脚を渡したり。それ自体はしないかもしれないけれど、実際の手はメンバが実は動かすのかもしれないけれど、そうでることを導きたい。


プロジェクトマネージャはプロジェクトに関わる人が笑顔で関われるために存在するのだ。そんな風になりたい。