エンジニアの道場破り
「学ばなきゃ、エンジニアなんだから。」
「新しい言語をさ。」
「DevOpsってやらないといけないだろ。」
「新しい本買ったんだ。」
おーけー。学べとワタシも煽るさ。温く煽ったってやらないヤツもいるから、そこを梃子でも動かそうとすればそこにレベルを合わせざる得ないからね。
ワタシは幾らでも“インプットしておけ派”なので、機会があれば関心を持ったことは概念レベルでもいいから、
「一旦、飲み込んでおけ。」
というんだ。それがいつ役に立つかはその人が自分で掴む機会しだいだ。いや、違う。機会の種は自分で蒔くものだと思うんだ。それを芽吹かせるための、気温や水などの環境要因は上司だったりビジネスニーズなんだとしても。
エンジニアはどこでアウトプットすればいいのか
インプットしたものは、どこかで吐き出したくなるものだよね。自然の摂理といか、バランス感覚というか。でも、はじめたばかりで同アウトプットしたらいいのか、どこでやったらいいのか。
仕事でアウトプットする
まず、初めに上げるのは直球過ぎるけれど、仕事だ。仕事の場で自分にインプットして学びえたことを消化して、アウトプットする。それを学ぶまでの自分の作業品質を技術的に補強したり、アウトプットする品質レベルを上げるために学んでいるのであるから、そこで使うんだよね。そのためにやっているだから。
でも、その仕事で適用していないやり方を自分が試したいからと言って、いきなりチームの中で「やろう!」と言っても拒絶反応される可能性が高いから注意した方がいいと思う。
いいかい?目的は自分にインプットしたコトを試してみたいんだ。だったら、自分の範疇だけにフォーカスして試行してみればいい。その自己試行についても注意が必要だからね。それを試すにしても、今の、現行のチームのやり方でスケジュール的にもコスト的にも辻褄が合うようにしなければいけない。特にダンマリでやるなら。
その見込みが立たないなら、プロジェクトマネージャに相談しよう。効果がこのくらい見込めそうなやり方がある、それを試したい。プロジェクトの「全体スケジュールを見るとこのあたりに余裕があるから試させてほしい。」と。
あくまでも、全体最適化のためのやる大義名分が必要なんだ。仕事だから。大義名分をプロジェクトマネージャに与えよう。それは、プロジェクトマネージャがそれを試すエンジニアを守る傘であるからだ。
組織の内輪の勉強会でアウトプットする
組織の中でも外でもよいけれど、中の方の勉強会の方がプレッシャは少なく感じるかもしれない。実際、顔見知りが来るだろうから、知っている人が来るという点においてはハードルは低いよね。
ただ、顔見知りだけにそこでのアウトプットレベルが惨憺たるものであれば、その後の仕事に響くかもしれない。でもそんなことは心配しなくていいことだ。それより、お互い関心のあることについて学びの場につけることの方が喜びは大きいから。
言い換えれば、その勉強会のテーマのクラスタになるわけで、仲間意識を持てるんだ。ここから繋がれるからバカにできない。
組織外の勉強会でアウトプットする
組織の外だと、○○社のAさんで行くのか、ツイッターの@だれ さんのようにみられる。それは、まさに他流試合のようなものだ。でもね、勉強会を主宰する方は、勉強会に参加してくれること自体がウエルカムなので来てくれるだけで歓迎されるよ。
1回目は聞くだけでもいいから、意見を言うだけでもいいから。いや、1回目からLTやってもいいよ。できるなら、何でもやってみよう。
そこでLTをさせてもらおう。自分にインプットしたことで、学んだ学びのまとめ、気づいたこと、わからないことを振りかざそう。出してみなければどのような反応があるかはわからない。だから、アウトプットするんだろう?
ところで、もっと出がるに始める方法はないんだろうか。
ブログに書こう
一番お手軽でいいと思うんだ。ブログに書いておくのが。気づいたことを書いておくだけでいいんだよ。あくまでも自分の学び、インプットを文字として、図表として残しておくために。
アクセス数なんて気にしない。いや、気になるけど、狙いはそうじゃないだろう?アクセス数が狙いなら、それを狙えるコンテンツで勝負しなきゃ。それはまた別の話だから。
目的に合わせて書こう。面白いことに自分と同じことに関心を持っている人が少しいたりする。書くブログの量が増えればちょっとずつ増えてくる。ときには、コメントやメッセージをもらったりすることもあるんだ。うれしいねぇ。
ワタシのときは正直そう思ったものだし、いまでもウレシイ。
できればね、サイクルで書くんだ。量を書くのもいいけれど、ワタシは毎日少しずつ書くことを勧めたい。書くことはアウトプットすることだからそれを習慣にして欲しいから。
アウトプットしはじめると、すぐにインプットしていたものが底をつくんだ。だから、もっとインプットしたくなる。それをサイクルとして循環させるんだ。
いいかい?そうして自分に書くことが日課であること、その関心を持っていることを深堀したり、幅を広げたりするように自分を自分で考えさせるんだ。
論文を書く
そのインプットをアウトプットする一つの成果が集大成が、論文じゃないかな、と思う。あと、本かな。どっちでもいい。ある程度のナレッジにまとめる。
どこから道場破りをするかは、お好み次第だ。でもね、手軽に始められるんだからはじめよう。インプットしたことをアウトぷとするための道場破りを。