ナレッジとプラクティスと砲雷激戦よーい9 第1日目

50歳近くも生きていれば色々なことがあったしこれからもまだあるんだろうなぁと、しみじみ思うのです。そう言えば昨日今日と都産祭が浜松町であるらしいとツイッターのTLで流れていてそう言えば、所謂、同人誌即売会なるものは言ったことがないことに気付いたりして。


イベントは行ったことがあるんですよ。えっと、高校生のときだったの思うんですがその昔「ななこSOS」という吾妻ひでお原作のアニメがあってそのイベントが九段会館でやると何処からか知って同級生を誘った上に学校を休んで行ったわけです。あのころの遠出は新宿止まりでしたからね。九段会館なんて未踏の地でした。その九段会館の大ホールもこじんまりと前の中心の席だけが埋まっていたような気がするんですがもう30年も前のことなので。司会の人は男性の方だったような気がするんだけど声優さんだったかどうか。もう一人女性も出てきたような気がするんですがOPを唄った歌手の高橋みゆきだったかどうか。今だったら、平日の昼間でも会場が埋まるんでしょうけど。何せ、美少女アニメの元祖ですもんねぇ。


で、都産祭の同人誌即売会に社会見学に行ってきました。前回よりだいぶ人の入りは「落ち着いた。」とツイートされている方もおられたので開場即ラッシュで2時間も過ぎたころに行ったからそれなりだったのかもしれません。とは言え、3階はぶつかりそうになるくらいの人手で、その上空調が利いていない(いうか入っていなかったでしょ?)ので汗だくでした。帰る10分前くらいには冷房も入ったようで大分涼しくなりましたが。


何かを求めていたのかと言われると前日に勝手にフォローしている方のツイートにTシャツ全面に艦娘がデザインされたのがあって「こういうの(社内の)イベントで着たら注目をゲットできるよな?」などと不埒な思いがあったのはナイショですが、でもね、ホントに買う気なら開場前に並ばないとね?、とも思っていたりしつつ「お買い物は何か気に入ったものがあれば。」と消極的な気持ちだったのは何となく気おくれしていたのかも。開場30分前にやっと行くことに決めて、連休中の久しぶりの電車に乗って。これを買おう!と勇み込んで行かなかったのは所謂「システムがわからないので様子見」が本心で。まぁ、一度行ったので次回からはバッチリです!!で、買ったのはエラー娘のTシャツと龍田さんのラバーマスコット(キーホルダ)だったんですけど、けど、龍田さん落としちゃいました。(;_;)涙涙涙。


ナレッジの目的は知ることではない

ナレッジ【knowledge】
1 知識・情報。
2 企業などの組織にとって有益な知識・経験・事例・ノウハウなど付加価値のある情報。→ナレッジマネージメント


仕事で、プロジェクトなどで指すナレッジの場合の意味は後者の意味で使うと理解しているのですが、その前提でとするならナレッジを進めるということは、「〜付加価値のある情報」を使って何かが出来る必要があるということが目的になるんです。


システム開発手法とかPMBOKのようなプロジェクト管理手法とか設計でのTipsとか実装のチートとか、プロジェクトを進める上でシステムエンジニアが前提知識として知らなければならない、−−当たり前ですよね?システム開発するのはシステムエンジニアであって専門家なのですから−−、上にそれを実践できるスキルを持っていること、出来るようになっていることが前提にあるのだと。ナレッジはそこまで、実践できるスキルを持っていることまでを求めているんですよね。


観点を変えると理解しやすいかもしれません。ナレッジは何のために知ろうと得ようとしているのか、と。手持ちのナレッジでは駒不足だったり、確実性が確保できなかったりしていると認識しているからそれを充足するための手段として知り、得たい、と考えるといいのではないか、と。ナレッジはあくまでも目的を達成すること、現実化する手段なんですよ、と。


プラクティスとナレッジのギャップ

practice 【名詞】
1【不可算名詞】
a(理論・思想に対して)実行,実践; 実地,実際 (⇔theory).
b(実地で得た)経験.


じゃあ、ナレッジは知っている、出来るようになっていないといけないらしいんだけど「実際出来るの?」って聞きたくなるわけです。プロジェクトマネージャで困るのが知っているけどやったことが無い、なんですよね。提案型のシステムエンジニアで多いのは画は描けるけど「それ実装できる?」と突っ込みたくなる提案ですけどね。


提案型のシステムエンジニアに限らず、デリバリーのシステムエンジニアだって多いですよ。使ったことはあるけれど、自分でどう使うかを考えたことが無いシステムエンジニアが。経歴だけで採用を判断しているならバカです。このエンジニアを採用した奴は「死ねばいいのに。」って思ったことは一度ではないです。出来れば、金髪碧眼の格好をして言い放ちたい。

システムエンジニアのスキルギャップ = ナレッジとして知っていること − 実践できるスキル


これって、ほんと目に見えないから困る。自分の属する組織であっても同じ部署でなければ知らないもの。どのスキルをどのくらいのレベルで出来るのかって。そりゃチーミングするときに訊いて回ると思うんですよ、誰だって。ババ引きたくないですものね。


このギャップをアサイン時に見極められるか、知った上でプロジェクトの中で教育を施して使いものにするのかという判断をしないといけない。そのギャップが大きければ大きいほど、システムエンジニアの基礎的なスキルであればあるほど、その他のプラクティスを持ち合わせているメンバとプロジェクトマネージャの負担が増えてしまうんです。これ重いんですよね。だって、作業品質がそのレベルでスタートすることになるんですから。そこから、目指す作業品質を得られるように毎度毎日躾と教育がが始まるわけで。


でも、誰かがそうしたことの組み合わせでしくみが出来ていることを知っていないとどうにも思うようには回らないし、まず、しくみを知ることから始めないと手も足も出せないんですよね。しくみを知っていればあとは手足を出す加減の問題なのですから試行錯誤、調整の世界です。同人誌即売会も製麺所のセルフのうどん屋もシステムを知っていれば恐くないです。


そうそう、砲雷激戦よーい9で3Dプリンタで小さなキャラを作っていたのを見たんですがアレはよくできていましたねー。買ってみればよかった。見ている人との会話を横から聞いていたんですが何十時間もかかるんですって。