あなたの提案書にはどんな理論で提案の枠組みを仕立てているんですか


ThinkPadのキーボードの並びはX3xとかX20xとかの方がよかったなぁ、と思うのはF5キーとかPgUp(ページアップ)とPgDn(ページダウン)の位置とDeleteキーの位置が全然違って手がブラインドタッチするとbackspaceキーを押下しているつもりでDeleteキー押しちゃってて「うあぁ!」と毎度なるからなんですが。ほんと、キーボードは一度慣れたのからは中々上書きできない……。


そう言えば提案書を見る機会は相変わらず多くて、その上、査読させていただいたうえでコメントを付けて返してみたり、その作成者が同じビルにいるなら散歩代わりに歩いて出掛けて、迷惑を顧みずにコメントをわざわざ対面で伝えたりしているのは座りっぱなしでエコノミー症候群になるのもアレだからと言うのは内緒です。


でね、みなさん優秀なので提案する技術とかの説明のスライドは上手なんですね。それと、こちらから何度も同じコメントを貰っているだろうコンテンツはコメントされた最終形態を使いまわしているようで、だんだんと収れんされてきているのでレビューアの観点で見れば「オーケー」なんですけど。


ど。


じゃあ、肝心の「提案テーマは?」となると途端に何とも煮過ぎてしまったおでんの昆布のようにグズグズになっていることがままあって、というか、大体そんな感じです。良くわからない例えですが、つまり、

「あなたはどんな理論で提案の枠組みを仕立ててそれを展開しようとするのか。」


がわからないんです。


単にシステムエンジニアが提案したい技術だけを一生懸命書いていて、そこにたどり着いてその提案したい技術の優位性にたどり着くのがちょっと迷子になってしまうので難しいというか。


提案はそのテーマで採決に至ってしまえば提案できるのは一度きりなわけです。あー、オポチュニティとして案件を見つけて最終提案まで、というライフサイクルで、ですけど。


そうすると、技術ばっかり仔細に書いてもどうか、と。最終的には顧客が提案資料として受け止めるには、提案資料が顧客の「課題」を解決してくれるということを理解できなければそれを選ぶには至らないのです。だって、いくら技術が良くても遂行がダメそうなら顧客の負担が増えるもん。ワタシならそこまで考えて判断するなー。


さて、あなたの提案書はどうだろう。