時代は省エネ社畜


ある時期プロジェクトのサブシステムを半ば立て直しをするような感じでリーダをやったことがあって、そのときはさすがに四半期で三六協定違反になりそうなくらいに仕事をしてたんです。その期間は3-4時間睡眠はザラだったような気がするから、まぁ遅かれ早かれそんな状況には成りますねぇ。


そんな仕事の仕方をしていたら「どうやって頑張ったの?」って思うかもしれないけれど、ほとんど冷静と言うか、客観的に物事を見ていたような気がします。ワタシは別にクールないタイプでもないし、理屈っぽく突き放すタイプでもないです。その上、メンバに丸投げして傍観しているわけでもなく、メンバがスタックして良そうな気配を醸していれば「ナニナニ?」って輪の中に入って行って好き勝手に段取とか方針決めとか迷子になっていたならモノと場所に思考を引っ張り戻したりしますもん。


そうだなぁ、どっちかというと自分を含めて客観的に観ているようにしていたような気がするし、そのプロジェクトのその四半期で自分の感情を含めて客観的に観る訓練をしていたのかもしれないです。


だから、勤務状況を見ながらメンバの育成をしつつも三六協定違反すれすれでも超えないようにコントロールしていたり、自分の感情は棚に上げて考えごとを整理してみたり。


それまでは、つい口が先に動いちゃうことも間々あったんです。で、あとで恥ずかしい思いをするとか。それも何度もやっているとどうしようもなく恥ずかしいし、直したいと思っていたんです。それがちょうど、そのプロジェクトの四半期で自分で自分を訓練できる機会を作れたと。


もともと、思考としては楽をするためにたくさん準備をしましょうね派というかリカバリは嫌いです派なのです。だから、仕事は頑張らなくても自分が期待するアウトプットを得られればいいんです。酷い言い方のかもしれないですが、「アウトプットをがあればいいので頑張る必要はないよ。」という言い方もするときもありますね。まぁ、大概はその仕事をのりこえないことにはアウトプットには程遠いことが多いので「がんばれ!がんばれ!」って言いますけど。


でも、ワタシは頑張らないですね。


自分の過去に働いた実績のボーダーラインは持っていて、それと比べてあとどのくらい行けそうだとか、既に過去の実績なんて通り越えてしまっていても、あとの余裕が1週間の内丸々1日あるとか、働いている自分とそれと自分の実績と閾値や余裕代を見ている自分がいて。


その四半期を経るまでは、自分の思考と著しく違ってその上間違っていると思うと場合によっては強く主張をする事もあったんです。それはがあのプロジェクトの四半期から変えたんです。


周りから見たら気持ち悪く感じる人もいたかもしれません。だって、ガツガツ感がなくなったんですから。もしかしたら流しているようだったり、受け身に見ているかもしれません。


でも、そんな風には変わっていないんです。どっちかというと、より効率的に省力でアウトプットできることを優先しているというか。


それって、仕事をがんばることを止めたんでしょうか。そうですね、ワタシとしてはある意味がんばることを止めたんです。そう、がんばらない、ワタシ。でも、今までよりはもっと省エネ社畜かもしれませんが。