議事録書くの面倒ですよね

「過密スケジュールで溜まった議事録を片付けているんだけどさ。」
「議事録書くの面倒ですよね。苦手です。」
「そうなの、キミはアーキテクトだから書物得意だと思っていたけど。」
「いえいえ、設計書と議事録は違います。」
「まあ、そうかもね。」
「どうして苦にならないんですか。」
「一時期、だいぶ書いたから、かな。」
「鍛えられた、的な。」
「そんな感じかな。」
「議事録を書くのにどんなスキルがあればいいですか。」
「またアバウトな。」
「まあまあ。」
「概念力、要約力、表現力…、かなぁ。」
「概念力は。」
「話し手の意図を理解して自分なりにイメージを作る感じ。」
「要約力は。」
「紙面の都合があるからいかに話をたたむか。」
「表現力は。」
「議事録を作成する側の都合に辻褄を合わせる言葉選び、みたいな。」
「最後の、なんかサラッとヒドイこといいませんでしたか。」
「普通じゃん、後に残るものだよ、議事録は。」
「じゃあそのスキルはどうやって身につければいいですか。」
「率先的に議事録書く係、やるんだろうね。回数こなして、短時間で作れるように目標設定してれば自然とさ。」
「やっぱり経験しかないんですか。」
「まあね、自分のスタイルをどう作るかだと思うけど。」