インプットしないとアウトプットできないと言うけどホンマそれ
「仕事はさ、業務フローが出来上がっていて、それで日常が回っているとするじゃん。」
「はい。」
「そういう状況だと、幾らでも人は交換できるだよね。」
「javaかける人はいくらでも交換できる、っていうのと同じようなものですね。」
「適用技術を習得すれば交換できるわけ。」
「細かいことを端折れば、そうですね。」
「でさ、業務フローをちょっと直したい、直さないといけないとなった途端、そういう交換できる人だと直すことができない。」
「それはどうしてですか。」
「出来上がっているものを習得することと、変化させたり新しくつくったりすることとは別だからさ。」
「詳細設計はできるけれど、要件定義はできない、みたいなものですか。」
「そう、ないモノを産んだり、あるモノを変化させたりすることと、量産することは違うスキルが必要だからさ。」
「トラブルプロジェクトではときどきいますよ。どう実装したらいいんですか。その答え(設計情報)を教えてください、って。」
「ああ。」
「おかしいですよね、自分達で実装まで進めてきたのに。」
「そういった設計書は。」
「大概、お伺いしたことを書いてあるだけな場合が多いです。」
「でざ、そういった応用ができる人でもその業務の元ネタになっている源泉にちかい情報は自力でパクっておかないと何時か限界がやっぱりくるんだよ。」
「そうですか、応用が出来る人ということは、業務フロー、でしたっけ、それを改善できるスキルを持っているんですよね。」
「そうなんだけど、関心が低いと後回しになるのも仕方がないかな、と。」
「関心が無いなら仕方がないですけど。」
「だから不意打ちで業務フロー改善が持ち上がると焦るわけ。やっぱり来たか、的な。でも、ちょっと情報が足らないゾ、って。今じゃなくてもいいのに、って。」
「外的起因だからコントロールしようがないじゃないですか。」
「そうなんだけど。」
「そうですよ。」
「でも、焦るんだよな。ワタシのことだから。」