スキトラし辛い業務は属人的なんです
「業務の流れは以上です。やはり、この業務のポイントは幾つかあって、情報の精度に問題がある場合の確認と、情報の分析結果が思わしくないときの後処理です。」
「えーっと、情報の問題があるときの後処理で確認していることは、なに。」
「こちらで一旦解釈して評価をするんですが、その評価結果で良いかを直接確認します。」
「うーん、その業務のやり方自体変えた方がいいなぁ。」
「このやり方でないと情報の精度が悪いときに評価結果を確認できないです。だから変えられません。」
「あなたが退職するまでその業務やってくれるならべつにいいけど。」
「それは…。」
「なら、情報をもらうときに、あなたが評価している基準のと同じように評価をしてもらってください。」
「…。」
「あと、あなたの作業では評価が妥当かどうかも直接確認しているようなので、評価をもらうときに妥当性についてのコメントを添えるように伝えてください。」
「そんなに変更するのは…ちょっと。」
「先方の作業はなにも変わってないんだけど。なにが問題なの。」
「先方の自己評価に疑念がある場合、評価コメントに妥当性がないと思われる場合は遠慮なく突撃してください。」
「はい…。」
「あなたのやり方は一見先方にとって良さそうに見えますが、属人的で定型ワークになっていないという問題があります。その問題は見過ごせませんから対応をお願いします。」