頭の中の理解と表現のギャップが生じる原因は

「自分が知っていると思うことあるじゃん。例えばさ、カンバンを説明する資料を作るとする。」
「はい。」
「人に説明する資料だから、一旦、頭の中で整理することになる。」
「普通、そうですね。」
「書いてみると、自分が思っていることと違うことを書いている。」
「そんなことありますか。」
「あるある。自分の頭の中にある『カンバン』の目的やら使い方を書いてみるとなんかちょっと違うことを自分が書いている。」
「それってどういうことですか。」
「体験して感覚で覚えていることを、自分が使って思い出せる言葉で表現しようとしたら体験を表現しきれない、みたいな。」
「あぁ、そう言う感覚ですか。」
「そう。でも頭の中の理解と表現のギャップが生じる原因は2つあると思う。」
「2つですか。具体的には。」
「1つは、自分が使える言葉が圧倒的に少ない。だから、理解できていても表現できない。」
「頭の中にあるイメージを適切な言葉で言い表せない、ということですね。」
「そう。2つ目は、理解しているつもりだったけど実はちゃんと理解できていなかった。」
「理解不足。」
「腹まで落ちていなかったわけだ。それが表現する段階になったら中途半端だとわかった。」
「これはありがちですね。ところでなんでそんなことを。」
「あはは。自分が纏める資料づくりしていたら、後者にあてはまることがあったからさ。」
「お疲れ様です。」