好きなコトと出来てしまうコトのどっちで稼ぐか
好きなコトと出来てしまうコトが違うんだと気づいたのは中学校の社会の点数だから随分と大昔の話だ。基幹の国数英がさっぱりで、社会や美術だけが好きな、まぁ、勉強してるふりをする子だったわけです。
中間や期末のことで、公民(と書くと歳がばれる?)が好きで、でも、勉強したはずなのに点数が伸びない。同じ社会でも覚えるのが面倒な日本史はそれほど好きじゃなかったのに予想外に点数が高くて自分でも不思議だった。もちろん、成績は取った点数で評価されるから、日本史の方が良かったのは当たり前ですね。
それ以来、すっかり忘れていたんです。というか、意識をすることがなかった。好きなコトと出来てしまうコト。
意識をするようになったのは、マネージャになって部下の育成を考えるようになってからですね。
マネジメントですから、ビジネスプランを考えて、人を育成して補給しないとビジネスがプランどおり行かなくなちゃうのでそれぞれのロールにN人必要、と思うんです。でもね、その成り手はそんなこと思ってもない。ときどき、面談するとやらせろという稀有な人もいるけれど、ほとんどは面倒なロールのプロジェクトマネージャとかは拒否ります。ほんと、拒否る。
こちっとしては、職務経歴や経験してきたロールやスキルセットとかさ、真面目に見てきてプラン作ってきてるのにさ。お仕事なんで、無理強いしてもいいんだけど、それじゃ楽しくないもんねぇ。
マネージャとしては、小さいチャンスを与えて、成功を積ませてスキルを伸ばしたいので、そうした路線に乗ってもらうまでがお仕事です。そのあとの運行状況は監視して、自分でアサインした以上、トラブル前にフォローするコストは払って予防的観点から随分口を挟みましたけど。
そうしたアサインをするときに、基本的には、本人の好き嫌いじゃなくて、出来るコトの方でアサインするしないを決めていましたね。出来るコトで稼がせる。どうにかこうにかその気になってもらって、もしかしたらフリをしてもらってアサインされてもらっていたのかもしれないけどね。そして結果を出してもらう。で、相応の評価する。
じゃあ、自分自身は、なんですが。ひとつの考えがあって。
前で書いているのでわかると思うんですが、好きなコトで稼げなかったら、悲しいじゃないですか。逃げるところもない。だから、出来るコトで稼げばいいと思っているんですけど。
まぁ、人それぞれですからね、何て書くと実も蓋もないですが。
でもね、自分に指を向けて聞いてみたらいいんですよ。好きなコトは何か、出来てしまうコトは何か。これ、大事ですよ。