一番やさしいWBS −進捗の実績を記録する−

5月2日になりました。一番やさしいWBS −マイルストーンを入れる−で、WBSが完成したので、今日からWBSを開始します。いやいや、しないと計画が遅延してしまいますので今日からちゃんと始めましょう。


前回までのWBSをおさらいで確認します。5月2日の今日はWBSが盛りだくさんです。プロマネ本を選び、本を買いに書店に出向き、買って帰り、読み始めるところまでが計画しているWBSです。


5月2日には、マイルストーンが設定してあります。「1-1」と「1-2」の計画している作業量は「0.5人日」ですから、14時くらいまでには手元に本がなければ「進捗は遅れている」状態になります。



「1-4」の本を読むは、2日で読みおわる計画のうち、「0.5人日」は5月2日の今日割り当てています。なので、本の総ページ数の内、1/4は、今日読み終わる必要があります。本が面白くなくても、興味がわかなくても、理解できなくても読み終わる必要があります。

【例6】プロマネの本を読む

Milestone ID マイルストーン 先行WBS ID 作業量(8時間/日) 開始日 完了日
M-1 本を入手する 1-3 0 5月2日 5月2日
WBS ID WBS 先行WBS ID 作業量(8時間/日) 開始日 完了日
1 プロマネの本を読む n/a 3.0 5月2日 5月4日
1-1  プロマネ本を選ぶ n/a 0.25 5月2日 5月2日
1-2  本を買いにいく n/a 0.25 5月2日 5月2日
1-3  本を買う 1-1/1-2 0(1-2に含む) 5月2日 5月2日
1-4  本を読む 1-3 2 5月2日 5月4日
1-5  感想をブログに書く 1-4 0.5 5月4日 5月4日

実績が書けないよ?
WBSを見ると「開始日」「終了日」は計画した日付です。5月2日からWBSを実施した場合、実績を書き残す専用のスペースがありません。いまある、WBSの「開始日」「終了日」に実績日を上書きしてしまうと、計画どおりに進捗しているのか、遅れているのかがわからなくなってしまいます。


ですので、計画の「開始日」「終了日」と実績の「開始日」「終了日」を別に書けるように項目を追加します。

【例7】プロマネの本を読む

Milestone ID マイルストーン 先行WBS ID 作業量(8時間/日) 計画開始日 計画完了日 実績開始日 実績終了日
M-1 本を入手する 1-3 0 5月2日 5月2日 _ _
WBS ID WBS 先行WBS ID 作業量(8時間/日) 計画開始日 計画完了日 実績開始日 実績終了日
1 プロマネの本を読む n/a 3.0 5月2日 5月4日 _ _
1-1  プロマネ本を選ぶ n/a 0.25 5月2日 5月2日 _ _
1-2  本を買いにいく n/a 0.25 5月2日 5月2日 _ _
1-3  本を買う 1-1/1-2 0(1-2に含む) 5月2日 5月2日 _ _
1-4  本を読む 1-3 2 5月2日 5月4日 _ _
1-5  感想をブログに書く 1-4 0.5 5月4日 5月4日 _ _


これで、計画の「開始日」「終了日」と実績の「開始日」「終了日」を分けて記録できるようになったので、進捗の計画に対する較差を知ることができるようになりました。