あなたが作った資料がリジェクトされるのは


体調が悪くても出社しているなら、レビューをお願いされたら、それを受けて立つのが分掌とするものの役目かと。いや、単に体調が悪い時に限って「何かしら資料を見てとか、お願いごとがくるんですよね」てだけの話です。



例えば、提案書をレビューするとき、こちら、レビューアは何を見ているか。どのような世界をみようとしているか、気に掛けたことがありますか。資料を作ってみてもらう「レビューイばかりだからそんなのわからないよ」と思ったら、自分が作った資料をレビューアや上司やその資料を受け取るお客さまになり切って見たらいいんですよ。


大概、資料を作った「あなただけ」がわかっている情報を暗黙の前提として、そういった大事なことを書かないで書いたあなたの自己満足だけで出来上がっているのですから。


大事なことを1つ。

あなたが作った資料は、あなたが作ったら終わりじゃないです。それを受け取った人が活用できて初めて意味を持ちます。


どういうことかと言うと、例えば、あなたが作った提案書は、提案の依頼者の選考に残って、依頼者の上司に選考結果を報告して、あなたの作った提案が選ばれて初めて意味を持つんです。


選ばれなければ、その提案書はただのムダな努力でしかないのです。なので、レビューアは、レビュー対象の資料に書かれるべきことが書かれているかを確認するのはもちろん、提案依頼者の目線でも見るのです。


設計書であればどうでしょう。次工程の作業者の手に渡ったときに情報が過不足なく記載されているか、前工程の要件は網羅されているか、記述されている言葉は複数の解釈がないかなどをみるわけです。


エグゼクティブへのレポートであれば、レポート先の上司が判断に必要な情報を整理できているか、判断して欲しいポイントは明確か、余計なノイズはないかを見ます。


エグゼクティブへの報告では、とくにノイズを混入してしまうと余計な宿題が出てしまうコトがあるし、もともとのレポート自体がそのノイズで承認してもらえないことがあるので注意が必要です。