平凡なことでも継続していることで非凡になれる


iPhoneiOSを8.4にアップデートしてからの ミュージック アプリはリピートのアイコンが小さくなったり、インポートした曲のアートワークが表示されなくなったりと「なんだかな」と思うところもあるけれど、シャッフルの散らばり具合というかランダム具合が広くなった感じがしてよいと思いますね。それ以前のシャッフルは同じエリアをぐるぐる回っている感じがしたから。


毎日使うアプリが少しずつ変わっていくことは、ワタシにとってその変化が良くても悪くても好ましいと思うんですね。ずっと同じより、ちょっとでも良くしようという考え方がいい。


たぶん、そうした継続的な改良には突出したエネルギーは必要としていなくて、1年、2年と同じスタイルで対象に関心を持ち続けるマインドが必要だと思うんですね。


スタイルを維持して、関心を持ち続けるためにはそれ相当の燃料が必要で、その燃料は自分で供給しなければならないわけで。


燃料を探すにしても、博打で油田を探すよりは、平々凡々な日常の中で波の高低にかかわらず同じスタイルで資源を確保していくほうがいつも同じルーチンとなるので飽きてくる。


燃料確保自体が仕事になってその仕事を継続することにまた別のマインドが必要になったりします。それもこれも自分が関心を持ち続けるために必要なことで、こうしたことを継続できるほうがイベント性がない分動機付けが難しいと思うんです。イベントはのりでやれるから一過性の動機付けで済んじゃう。こっちはそうそうとは続かない。


だから、「継続は力」なわけで。


いや、大変ですよ。少なからずぶれる波を理解しつつも同じスタイルを維持することは。それもまったく何も変えないわけじゃなくて、逆に関心の先が変わるたびに必要なリソースは自分で補給しなくちゃいけないんですから。


だから、もし自分が何か長い間改良しながら続けていることがあれば、それを特殊技能だと思っていいと思います。それは誰にもまねできないやり方だし、平凡なことでも継続していることで非凡になれるんですよね。