お受験のサポートで学ぶサーバントタイプのプロジェクトマネージャ
只今、絶賛受験シーズンを迎えております。ですから子どもらは夜遅くまで塾に行っていたり、帰ってきてからも勉強をしていたりと「あぁこれがお受験か」なんてひとり艦これをサウンドオフしながら資材集めをしているところです。
リビングの状態を言葉で説明するなら、壁一面にプリントが貼り出されていて時々ダイニングテーブルで勉強している席から立ち上がって年表をみたり、解いた全国の入試問題の都道府県を色で塗ったりと自由に使っている状況です。
上の子は自分のペースで自分を追い込んでいくスタイルで勉強をしていて、自分の学力のポジションもどの学校に行こうかなんてワイフに時々相談しながら進めています。一方、下の子は相変わらず勉強の合間にスマホをいじっているのか、スマホの間に勉強をしているのかよくわらなくしているのはスパホやタブレットでWebの解説を見れたり、調べ物をしていたりと外からでは分かりづらいから、っていうのがありますが、それでも夏の頃よりは勉強はしているみたい。
みたい、とかいたのは、ほとんどアレヤコレヤのサポートをワイフにお願いしているからで、お願いしている以上「文句は言わない」と腹のなかで思っているから。
現場監督はワイフに、最終判断が必要ならパパが。いまのところ、ほとんど必要ないので現場監督が優秀であることはうかがい知れます。
下の子は部活から引退したので体力は有り余っているから勉強の合間に家のなかでちょっとした運動を始めたりするんですが一緒に付き合っているワイフは現場監督としてはそうして息抜きさせているので上手だなぁとも思ったり。
たった二人ですがそれぞれの性格も行動も違うわけです。
そうしたことを受け入れ、性格や行動を知った上で上手に目標である希望する学校に合格する。もう、これは立派なプロジェクトだし、プロジェクトでのメンバのマインドセットをコントロールするという訓練にうってつけです。
ひとつ、仕事と違うのは受験で失敗してリカバリはキツイので結果を出さないと拙い、というところです。その点で言えば、プロジェクトの目的から設定できる品質目標はかなり要求レベルが高くてシビアです。
こうしたシビアなプロジェクトであるからこそ、プロジェクトを厳格に1ステップごとに進捗を管理し、統制をとるようなことをしては心の余裕も心のなかに溜まるもやもやや勉強で消費しきれない体力の持って行き場もなくなってしまいます。
ワイフのコントロールによる現場が上手に回っているのですから、パパはさらに裏方に回ったり場が辛く神経が参らないように明るい場を維持する方に回ることを考えて行動することが必要です。
つまり、現場に丸投げしてはいけないし、当事者とそれをサポートする人が少しでも楽になるように先回りしておくことも必要です。あと、この時期はいよいよ起きている時間が長くなりがちですから上手に休ませてあげることも必要なのです。
和菓子やチョコなどちょっとしたものを差し入れる。いや、差し入れるというよりは「これ好き?」なんてさっと勉強の合間に差し出すイメージ。
プロジェクトチームでメンバに最高の結果を出して欲しい。ならば結果を出せる環境を、物理もソフトも気を回すこと。
ある意味、サーバントタイプのプロジェクトマネージャはこのスタイルなんでしょうねぇ。