仕事のやり方・パターンを持つことは他の人に真似できない価値のあるやり方


面倒臭いなぁ、と思う仕事はなぜ面倒臭く感じるか。それは仕事の目鼻が付いているから、どこくらい時間と手間が掛かるかが見極めがついているからなんですね。


面倒臭く感じる仕事があるということは、淡々とできる仕事のやり方を身につけているということです。淡々できる仕事のやり方を身につけているということは、努力をしなくていいということです。なんか、仕事で努力とか頑張るとか嫌じゃないですか。精神論で乗り切るみたいで。


プロジェクトでも作業プロセスを決めずに始めて出来上がってから違うと言う人がいるじゃないですか。慌てて品質向上しよう、なんていうの。バカというか仕事のやり方を知らないというか。


仕事の量の検討がついていて、ただ、納期的にギリギリのときだってたまに(本当にたまにか?)はあるものです。そういうときも仕事のパターンの上で、段取りを組んで体力がゼロになら無いようにコントロールしながらやるものです。精神力で突っきれとか突貫とかアホです。


そういうのって、仕事を淡々とやるための仕事のやり方、パターンを持っていないんじゃ無いですかね。


そうした面倒臭く感じる仕事のやり方を淡々とこなすことができるパターンを持っているというは、自分にとっては普通のやり慣れた仕事のやり方だとしても、他の人にとっては簡単にできなかったりするということなのかもしれないですね。


そう考えると、懲りもせずに毎回同じようなトラブルを起こす人がなぜ繰り返すかわかるような気がします。わかりたく無いですが。そうなら無いためにも、自分が面倒臭く感じるくらいに無意識に体が動いてしまうような仕事のパターンを身につけておきたいものです。


仕事のやり方のパターンは1つだけ身につけておけば大丈夫です。1つのパターンを身につけて、あとはオプションのレパートリーを増やすイメージです。

・目的/目標を設定する
・アウトプットの仕様を定義する
・スケジュールを立てる
・実行の結果からスケジュール/目標にフィードバックする
・完了させる


目的は定性的な場合が多いですがゴールを設定するときには定量的な目標を設定することが完了間際になってテーブルをひっくり返され無いようにするために必要です。


アウトプットの仕様を定義するのは、仕事のボリュームを見積もるために必要です。スケジュールは面倒臭い仕事を淡々とやるためのルートマップです。


実行結果からフィードバックをスケジュールと目標に行うのはスケジュールの納期に間に合わせるための工夫を考えるために必要なことですね。場合によっては定量的な目標の見直しを検討することも必要になるかもしれません。そのためには、スケジュールと実績をモニタリングしておかないとそれ自体ができませんし。


仕事のパターンをもつということは、パターン自体テーラリングをする対象とみなすことができます。目標をあえて設定しないとか、仕事のやり方やパターンは、変えてはいけないというものではなくて、自分の仕事を楽にするためのものであり、他の人に真似できない価値のある仕事のやり方なのです。