システムエンジニアとしてどこにリソースを使うか


毎日何書こうかなー、と思いながら5年くらい続けて書いているけれど、自分でもよく続いていると思うし、ある時点を境に書く時間が取れなそうなときにはどうしようとか考えてしまうくらい習慣になってしまうことって生活に影響を自ら与えてしまうんだなぁ、と。


連続で書き始めたからだいたい半年は試行錯誤をしていたけれど、自分で書きたいことを書くしかないし、自分の頭の中にある暗黙知とブログやケーススタディや書籍のような形式知が作用してくることで別の切り口や発想が書いている源泉であるっていうのはあるけれど、その試行錯誤自体は今は実験的なものに置き換わっていたり。その意味ではサイドバーの某コンテンツで結果を出したものもあり、ネットに書き続けることは自分自身にとってストックになるですよ。


システムエンジニアのリソースとしてのお金
普段のプロジェクトで外部委託を使っていればなんとなくわかると思うけれど、自分で全部できないなら対価を払って外からやりたいことを買ってくるしかそれを実現する方法はないんですよね。対価は相場なのかプレミアムがつくのかはたまた安く済まそうとするのかの選択肢はあるけれど。


簡単に言えば、自分の代わりになって得たいもの、システムエンジニアだから技術スキルか基礎スキルのどっちかなんだけれど、自ら関心があるテーマや仕事上身につけておきたいテーマがあると身銭を切って先人の知識やプラクティスを買うということです。


代表的な形式知やプラクティスは書籍です。脱線せると、こちらはネットに溢れるプラクティスに押されて販売数が減る傾向だし、より評判の良いものを選ぶ傾向が強まって評価の高い書籍に集中していくことになっているみたいで、そうでない書籍は売れないようです。結果、書籍が高くなるわけで。自業自得ぽいですけどね。


前にもチラッと書きましたが、書籍は先人の形式知やプラクティスを買うんですよね。対価で著者が支払った時間で得た経験を買う。だから単なる形式知でしか身につかず、実践知じゃないからできるかどうかはわからないんだけど。


システムエンジニアのリソースとしての時間
書籍を読むために時間は必要だし、他の、例えば勉強会などに参加することもシステムエンジニアが持っている自分のリソースの時間をなんらかの目的を達成するために使う手段なわけで。


勉強会に行く人自体が少ないというか特定しているような気がするんだけどどうだろう。所属する会社の文化もあるかもしれないけれど。知っている限りでは、外の勉強会に行っている人は少ないなぁ。まぁ、勉強会に行けばいいってものでもないけれど、目的を達成するための手段として機能しているならいいんだしね。


ポイントは、書いたとおり目的達成のために機能しているかどうか。書籍を読むのであっても同じだし、仮想環境を作ってコードを書くのも一緒。どの手段をとるにしてもシステムエンジニアの時間を割いて使っているのだから。


もし、リソースの使い方の精度を求めている自分がいたら、それは危ない兆候ですよ。


確かに、時間を使って得る結果が良いことに越したことはないけれど、精度を求めているのではなくて目的を達成するための結果を得られているかどうかだから。手段は経験の実現手段でしかない。


試行錯誤することも貴重な経験で、多くのケースを考えることのできる下地になるんですから。経験したことがないことを咄嗟のときにできるわけがないんですから。


経験の形式知化を
システムエンジニアとして使ったりソーソは形式知に変換しておこう。メモレベルでもいいから日本語に変換することが大事。べつに英語でもいいけれど。どうせ詳細なんて書いた自分だって忘れてしまうんだから、文字として残しておくのが1週間後の自分のためにもなっておすすめ。


githubでもブログでもいいけれど、とにかく、文字にしておくことが大事。頭の中から文字にしようとすると思うように表現できない自分に四苦八苦しながらでもアウトプットすることに意味があるので。


それがシステムエンジニアの成長につながるから。