スキマを埋める技術
いま、めっちゃ忙しくて、本当、心を亡くしそうです。といっても、ほぼ、就業時間+アルファくらいですけど。
人と人が一緒に働く、チームを組む、分担すると役割=機能を分けて担当することになるので本来の組織の方法論から言えば最適化されるはずです。
ところが、そうは問屋がおろさないのはどうしてなんだぜぇ…。
- 分掌は境界線を明示的に決めない
- マネージャは、役割よりインタフェースを決めよ
- スキマのチェックを心配性にやらせるな
分掌は境界線を明示的に決めない
マネージャやプロジェクトマネージャがメンバの役割分担を決めるときに意識するのは主な機能を分解して人をアサインするのですよね。そのアサインのおおもとの機能が言及しきれていて、機能間を明示的に疎結合するような書きっぷりになっていればいいのですが。
が、そこまで考えていないでしょ、って話です。システム開発の役割分担なんてそのときにわかっているだけの機能しか、わからないんだから。
だから、主な機能でしか振れないんですよ。それで、工程が進むと詳細化していくので「これ誰がやるの」ってなる。
マネージャは、役割よりインタフェースを決めよ
役割を分担するときの切り分けの基本的な考え方のお手本、「僕ら知ってるよ」なんですよ。知らないはずはない。だって、仕事で使っているだから。
疎結合になるようにインタフェース作るでしょ。システム界面を分けるとき。同じようにしたらいいんです。
ときどき聞くのは、アプリ基盤のようはフレームワークってアプリなの、基盤なのというアホな議論。システムエンジニアなら、後で自分のためになるから手を挙げてやっとけ、といいいたい。それはさておき、やっぱり、同じようにかんがえたらいいと思うわけです。はい。
機能はその分担を決めるときにしか知っている範囲でしか決められない。だったら、インタフェースを間に入れてそこを境界線にしておく方が良いですよ。
スキマのチェックを心配性にやらせるな
一番いけないのは、メンバの、それも心配性のメンバに分担とは違うところを含めて良心に任せてスキマの心配をさせることです。それ、本来はマネージャかプロジェクトマネージャなどのリーダの仕事です。
そこまで手が回らないなら、手間のかからない役割分担を設計することです。もしくは、スキマ担当を作ること。このどっちか。
スキマは揉めるので、対策が必要なのですよ。忙しくて心を亡くすとすっぽり抜けちゃうし。