エンジニアは伝わる日本語を学び直してほしい
30年くらい前から変わらず、技術文書やマニュアルはソフトウェアやハードウェアが海外製品が多いので、情報を手に入れるには日本語にローカライズされるのを待っているよりは英語で読むほうが段違いで早く手に入れられます。
日本発のソフトウェアやハードウェアならそんなこともないのですが西高邦低(書きながら作った造語です)なので仕方がない。
というわけで、嫌々ながらも英語と戯れなければならないわけです。まあ、英語であってもマニュアルがあるだけマシだったりしますけど。
ずいぶん前のプロジェクトでは新バージョンのソフトェアを使うことになったのでマニュアルがどれだけ揃っているかを調べてもらったら、同じブランドの他の製品と比べてからっきし揃っていないという驚愕の事態に巻き込まれ、ずいぶんと苦労したものです。もう、途中から英語でいいからマニュアルよこせ状態でしたから。
PMIのPMPの問題の日本語訳も誤訳が10%くらいあるよと教えてもらったので、当時は英語版で覚えましたねぇ。テスト自体は日本語と英語を切り替えて表示できるのでまずは日本語で回答して、設問を読んで???となったら英語に切り替えてみると!!!と英語で回答を選ぶ感じでした。今はどうなんだろう。
読み物は英語で読めればそれでいいとして、実際には日本語をプロトコルとする顧客と意思伝達し、文書で合意するのだから日本語が堪能でなければそれはそれで困るわけです。
一番困るのは意思伝達でしょうね。何せ会話を面倒くさがるエンジニアが多すぎますね。じゃあ、伝えなければならないことを十分伝えているかといえばそんなことはなく、伝えられたことを受け止めているかといえば思慮も解釈も不十分で伝えられたことの50%も受け止められていないという。
思考していることを文字に起こせば誤字脱字はもちろん、てにをはに始まり、おかしな二重否定のメッセージを書いてみたり。必要最小限で良いから暗黙は止めていただき、伝えなければ伝わらないことを全て辞書に載っている意味で伝えてほしいものです。