どうしてチームに上限関係を持ち込まないようにしているのか

ワタシがチームを作って運営しているときには、年功、経験数はもちろん、役割で上下関係にならないようにしているのです。

どうしてこのようなことから描き始めたかといえば、この2つのトピックを読んだから。

 

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人は自分が経験したことで得るものがあったとき、それを他人に、それも経験でまだ得るものを得ていない人に対してこうやればいいんだよ、と言いたくなる生き物のようです。

経験しているということはそれなりに歳も取っていたりするので、結果的に中堅層より上の世代が下の世代に対して物言いのような感じになることがあるし、そうした物言いをしたい人たちもいるようです。

 

でもさ、それ、キミの話であって、これから経験する人が同じ体験をして得たいものを得られるかはこれから経験する人に依存してしまっているんだよ。キミの経験したケースではこうだった、参考になるかどうかはわからないけれど、ではないかね。

 

と思うんです。これもワタシがそう思っているだけなんだけどね。

 

それはさておき、チームに上下関係を持ち込みしませんし、させません。それはどうしてかといえば、一人でできないからチームを編成しているのであって、チームは単なる役割分担をしているだけだから。

知り合い同士で飲みながらチーム運営について話題を振られたときにこんなことを話すととても割り切っているねとか、ドライだねとか言われることもあるのですが、そうじゃないんですよ。期待していること、されていることを果たしてよ、だけなのです。

チームとして編成して集められたメンバは、チームとして必要なスキルとレベルをそれぞれが違う組み合わせて持っていて、それらを組み合わせることでチームとしてのスキルとレベルに組みあがるのです。

組み上がってできているチームで上下関係?成功した人の意見?必要ないですね。そんなものは必要ないです。

経験した人が語りたいときに一度自分の経験は自分一人で得たものかをふりかえりしてください。誰がその機会を作ったのか。リソースは誰ものだったのか。誰のサポートがあったか。

もし、自分しか出てこなかったら、それはあなたの視野が狭窄していることを疑った方が良いです。そういう人は、貢献より他に迷惑をかけている方が多いです。

チームの一員としてのメンバに必要なことは、チームを編成している目的を達成するために期待されている役割を果たすことです。

役割で責任が違うじゃないか、とか思うかもしれないけれど、そうした責任を負う人はそれなりに過去の実績が認められていて給与の形でリターンになっているのです。

そんなことないよ、若いもん、と思った人は経験を積んで実績作りのための機会を与えられているのです。

できるかできないかわからない人にいきなり責任が重いロールに配置はできません。サポート体制やモニタリングの準備ができている状態で且つ本人同意であれば(=目標管理の個人目標にしてあるので)機会を掴んでもらうこともありますけど。

経験した人が成功体験を上から物申すのはごめんです。ほんといらない。どうしても話したいなら、スライドに形式知としてまとめてくださいな。そうしてくれたら朝会の後に5分差し上げます。