品質やマネージャの迷惑な指摘と嬉しいコメント

という標題をつけて書こうとしていることってハック的な印象より黒魔術的なものになりそうな予感がマンモスするんだけど、まあ、いいですよね。火曜日ですし。

例えば組織内のレビューがあって、明らかに技術的な勉強していない品質の人が出てくる会議という名の裁判ぽいあまり時間の有効活用ではない時間があったりするじゃないですか。

レビューが通過したら共犯扱い

個人的な見解としてはそういったレビューはそのレビューが通過した時点で、品質の人は共犯と認識します。同意しているから通過させているのであって、議題の技術的な内容を理解できようができまいがそれはレビューアの技術的な勉強不足であって、技術的に所見を言えないのであれば見識を持つエンジニアを同席させるか、レビューできないことを申し伝えればいいわけです。

まあ、組織の中で活動する時間もまだあるので言いませんけどね。

形式的な検証、数字の検算

技術的に勉強していない品質の人ができることは、資料の社内ルールに基づく形式的な検証と資料に記載された数字の検算、あとは「てにをは」の指摘くらいです。

これは考えようには、低レベルのミスを教えてくれる係と見做すことができます。ページ数が多くなったり、作成者が分担してそれを編集するような編成だとどうしても通しで確認しても見落としがあるので。

ある意味、共存共栄です。

嬉しい指摘

逆に言えば、技術的な不整合、暗黙の前提のディスクレーマー、制約条件の見落としを見つけてくれるととても嬉しいです。資料を作っている当人としてはそれでいいと思っているので、見受けられない罠にはまっているので。

それを踏まえた上で品質の様々な特性の面でバッタバッタ切って欲しいんですよねえ。

マネージャが嵌る抽象的コメント病

マネージャをやっているとハマりやすい病があるんですね。資料作りに関わっていなければ、第三者の視点で資料を読むことになるんですけれど、第三者の視点で俯瞰的にあれこれとコメントを言いたくなるんです。これ抜けてる、切り口はこっちの方がいい、と。

まあ、言いますね。もうそれビョーキ的に。

それで言われて困るのが抽象的に表現されるコメントです。具体性がないコメント。こんな感じの、とか。

それ現場は資料を直さないといけないと思い込むので具体的に指示しろよ(怒、と思うわけです。

はっきりいって迷惑千万ですね。こういったコメントは。なので抽象的なコメントはスルーですね。

嬉しいコメント

マネージャからの嬉しいコメントはやはり気づいていないかった視点での切り口を資料中の言葉を使って補完してくれるアドバイスです。

それ気づいていなかったわー、的な。MECEで考える癖が付いていれば抜け漏れ的なものは防止できるんですけど、切り口はセンスというか過去にどれだけ斜めから横から下から切っているかという経験知がないと記憶の書庫から引っ張り出せないので。

 

 

新版 問題解決プロフェッショナル

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考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則

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