PMBOK6版におけるアジャイルの記述頻度と何で読んだらいいか

PMBOKの6版はすでにPDFでPMI会員向けにリリースされています。ネタのように版が上がるたびにページがマシマシになるPMBOK。今回も期待を裏切らない増量っぷりに二郎系技術書としてエンジニアに対してマッスルを鍛えよ、という暗黙な要求が盛られているのではないかと疑わざるを得ません。

表紙

以前のエントリでもご覧いただいていますが、PDFの5版の表紙は紙媒体と同じデザイン。

一方、6版はどう見ても中表紙のデザイン。つまり、真っ白。

5版

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6版

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ちなみに、5版の中表紙はこんな感じ。

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レイアウトも5版と6版と変えているんだなぁと変に感心したり。

ページ数

5版 633ページ

6版 776ページ

その差、143ページのマッスルな盛りです。これ物理、つまり、紙で買ったら後悔しそうなページ数ですねぇ。PMBOKは大判なのでカバンに入れて通勤で読もうなんて考えられない。家においても読まないだろうなぁ。ということは、届け先を会社にしないと一度は持って歩かないといけないことになるのか。

PDF、つまり電子書籍推奨になるのでしょうけれど、これだけページ数が多いと位置や場所で覚えるタイプの人はいちいち検索しないといけないので面倒に感じるかも。

アジャイルの登場回数

実は、5版でアジャイルは既出でない、つまり、全く触れていないと思っていたんですが、これは間違いでした。

アジャイルで検索したら、10件出てきました。

PMI-ACPもすでに出ていたのか…2011年にはパイロット始まっていたから間に合ったんですねぇ。多分だけど。

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では件数です。

アジャイル」検出数

5版 10件

6版 75件

なんと、75件…。7倍強の出現。

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記載方法の特徴

6版でのアジャイルの記載の特徴は、各マネジメント、例えば、プロジェクト・スケジュール・マネジメントの概要に「アジャイル型環境や適応型環境への考慮事項」とした章立てとして設けられています。

さらに、付属文書X.3 アジャイル型、反復型、適応型、ハイブリット型プロジェクトの環境として別編が立てられています。

結局、全部目を通さないといけないという…。

何で読んだらいいか

PDFの場合、何かしらのリーダで読まなければならないので、好きなリーダを使ってね、でおしまいなのですが。

Acrobatだと縦スクロールで縦にスワイプスするのが好みなら、Acrobatで。Kindleは横スワイプなので親指でページ送りしたいならそちらで。

何が障害になるか

もう、ページ数が多くてファイルサイズが大きいことです。タブレットなりKindleなりにデータを転送するのが面倒。

何せ、Mac上でもファイルサイズが5版だと15.6MBが一気に6版は104.8MBだもの。 

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 PDFでも転送に時間がかかるとかアホすぎ。

 

 

 

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