エンジニアに必要な思考フレームワーク
「エンジニアはインプットを続けなければならない」
「実現した夢はいつでもさっと言えるくらい考え続けなければならない」
「閃きは、馬上(ばじょう)、枕上(ちんじょう)、厠上(しじょう)だ」
どれもよく言われているようでよく耳に(目に)することじゃないかと思うのです。このブログでもエンジニアのインプットについては(多分)何度か言及してきたテーマですし。2つ目の実現したいこと(=夢)はどうかな。記憶がないですね。3番目は昔から言われている教えのようなものです。
これを一つひとつ聞くとそうだな、しか思わないのではないでしょうかね。それに一つひとつ目の前に出されるとついつい渋々同意するようなフリをして、でもできない理由を言い始めたりしていませんかね。わかるんだけどインプットをする時間が…とか。
実現したい夢はいつも考えているからとっさに実現したい夢を聞かれてもさっと答えられるかもしれないけれど、そればっかり考えていられるほど暇じゃないんだよ、とか。
閃く場所はそうかもしれないし、そうだったかもしれない、程度で。
ところで、この3つをセットでと言われたらどう捉えますか。
知らないことでしか閃かない
閃きはそれまで気付かなかった2つの事柄を結び付けられるということに気づくことではないかと思うのです。
例えば手持ちの事柄(=情報)があってその中から2つの事柄を結びづけたら何かありそう、ということが閃きだ、ということです。
それが閃きのプロセスであると仮定すると、手持ちの事柄は多い方が事柄同士の組み合わせが選択肢として純粋に増えることになります。
逆に言えば、手持ちの事柄 が少なければ閃く組み合わせが少ないので閃く確率は限定的になるわけです。
夢はさっと言えるくらいに
そのくらいいつも考えていなければ、夢は実現できないとも言われます。さて、これはどうしてでしょう。
いつでもさっと言えるということは、さっと言えるだけ夢に対するディテールを持っているという状態なのだと思うのです。自分の中で仔細までイメージアップできているからどんな夢かを具体性を持って説明することができるということです。
具体性を持っていて、仔細がしっかりしているということは夢を実現するために何を揃えればいいかを知っているということですし、揃え、組み立てれば夢が具現化するので作業レベルまで想定上では計画性を持っているということができます。
馬上、枕上、厠上
閃く場所が特定されているのですが共通項があるのですよね。必ず一人なんですよ。閃くことが2つの事柄を結びつけることだとするなら、一人になったときに実現したい夢を考えているときにその夢を構成する1つの事柄とインプットし続けてきてストックされてた事柄の組み合わせで今まで組み合わせたことがなかったカップリングがあることに気づいた場所がそこだった、と。
インプットを続ける
↓
実現したいことをイメージアップする
↓
一人でいくつも組み合わせを考える
というサイクルになるんですね。そしてもう一つ。PoCをしないと。Proof of Conceptですね。閃いたことの実現性を試さないと。
インプットを続ける
↓
実現したいことをイメージアップする
↓
一人でいくつも組み合わせを考える
↓
PoCで試す
これってエンジニアの仕事だといつも出てくるんですよ。これも一つの思考のフレームワークなんです。
試してみてね。
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