興味ないですプロマネなんて。だって見ていると大変じゃないですか。

某TLでコミュニティの参加者が15年も経っていることもあって(当時は30代だったメンバが)すっかりベテラン勢になってしまい新しいメンバが入って欲しいのにいつも同じ顔ぶれだ、どうしたらいいかと言うのを見つけて。

コミュニティ活動していると毎回の参加者の固定化や参加者の減少があると既存のメンバのアクティビティをあげようと考えるよりコミュニティ外から新規のメンバを取り込みたいと思うのはなんで何だろう。

ここまでつらつらと思い至って関連して思い出したのは、文化としても産業としても衰退している(と言われている)分野がいくつもあってそうした分野が共通的に持っているのが決まり事や暗黙のルールが多いと言うことなんですよ。言い換えればお作法をその分野の中で作ることで格式めいた権威づけをしているのです。

f:id:fumisan:20180128084742p:plain引用  和装振興研究会報告書

衰退傾向を辿りつつも未だ消滅していないと言うことは新規参画者があるんだろうけれど、回復しないと言うことは離れていくか退く方が多いと解釈することができます。

新規参加者<離れていく既存の参加者

新規参加者が衰退しているとしても一定の新規者がいると言うことは潜在的にもっと多いんですよ。候補者の母数としては。ただ、新規参加者とならないのは諦める理由があるはずです。

例えばやってみたいと思ってもコストがいくら掛かるか分からなければ躊躇するのは新しいことに使えるバジェットがある程度の予算感を持っているからです。女性なら(最近は男性も仲間同士でお揃いの紋付を装っているシーンを見かけることが増えましたが)七五三や成人式や卒業式で着物を着るか対象の候補になるのではないでしょうか。その際に、高くいくらでもコストが掛かることと手間の複雑さを知るのだろうと考えられます。

衰退をしている分野で規模を維持しようとすると取る手段は減少している既存参加者へのコスト増、つまり掛かる費用を品質を上げることで全体の規模を維持しようとする戦略です。平たく言えば客単価をあげていく手法です。

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引用 経済産業省繊維課

それが、お作法を強制する厳しさ、難しさ、将来のコストに対する不安ではないかと仮説を立てていますがどうでしょうか。

ここまで思いながら、関連して思ったのはプロマネやマネージャやアーキテクトのなり手が少ないのは引用した分野での衰退と同じ構造を持っているのではないか、と言うことです。マネージャが次世代、次々世代のプロマネ候補がいないと嘆くのは、プロマネになりたいと思っても実際にメンバとしてプロマネをやっているプロマネやマネージャの仕事に対する社内で守らないといけない規程やお作法が多すぎるし厳しすぎると言う実態を垣間見ていてやろうと思うか、と。

さらに言えば、顧客との折衝や社内からの管理部門のモニタリングと本来はレビューしたら同意しているはずで味方にならなければならないはずが突き上げの先頭となっている実態をプロマネ自身が愚痴を言っているのを見たらやりたいと思わないでしょう。

つまり、候補者が増えないのは増えないと言っている側が増えない環境を作っているのではないかと。

そこまで辿り着いて思い出したのがこれ。

 同士を増やしたければ自ら楽しみ、与えよ、なのでは、と。それがTLでコミュニティで候補者を増やしたいと言う1つの回答かと。でもそれって続けることなんですけれどね。

アビスパのツイから連想するとプロマネの薄い本が必要なのかも。 

ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現

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