プロジェクトマネジメント・アクティビティガイドライン

読む前に

  1. 以下に記載する事項はプロジェクトで必要なアクティビティのテーマとして捉える。実務のプロセスで必要になるルール、フォーム、ツールはプロジェクトの特性で別途用意すること
  2. 記載した事項は全て行うのでなく、プロジェクトの特性でテーラリングすること
  3. テーラリングは、プロジェクトマネジャーもしくはプロダクトオーナーの好き嫌いではなくプロジェクト、プロダクトの価値を基準とすること
  4. 採用するチームマネジメント方針を明確にチームに伝えること
  5. 社内でのプロダクト開発の場合は、契約を事業企画に置き換える。その場合は、プロダクトライフサイクルの章立てを追加する
  6. スコープ管理はバックログ調整と読み替える
  7. 会議体設計は、SOWが生じる組織、団体を全て列挙する。社外については契約単位とすること(再委託は契約関係がないことから委託元を対象とする)
  8. 制約条件は委託元(含む法令、省庁・業界ガイドライン、顧客標準、社内規程)からの要求事項を含める
  9. 前提条件はプロジェクトマネジャーまたはプロダクトオーナーが想定している必要条件を全て文章化する
  10. プロジェクト期間中にプロジェクト監査を受ける場合、プロジェクト計画で計画しコストを織り込むこと

契約

  1. 見積もり成果物仕様またはアウトプット仕様
  2. システム方式
  3. 仕様概要と界面
  4. 体制
  5. SOW
  6. 体制
  7. 金額
  8. 検収条件
  9. 前提条件
  10. 制約条件

プロジェクト計画

  1. 目的
  2. 要求事項
  3. 目標
  4. スコープ定義(成果物またはアウトプット仕様)
  5. プロジェクトマネジメント方針
  6. 開発・試験方針
  7. 会議体計画
  8. リソース・教育計画
  9. セキュリティ計画
  10. 調達計画
  11. コスト計画
  12. 監査対応
  13. 前提条件
  14. 制約条件

プロジェクトマネジメント 

  1. プロジェクトマネジメント標準プロセス

システム開発手法

  1. ウォーターフォール開発
  2. アジャイル開発(スクラム、カンバン)

作業プロセスデザイン

  1. 工程(局面)設計
  2. 工程内作業設計
  3. 作業標準設計
  4. 実施要領・内規
  5. 標準様式

生産性向上ツール

  1. プロジェクト標準端末
  2. プロジェクト標準ソフトウェア(OA、コミュニケーション)
  3. 設計支援ツール
  4. 開発支援ツール
  5. 試験支援ツール
  6. 開発環境
  7. プロジェクトマネジメント支援ツール

WBS

  1. 作業プロセスデザインに基づく成果物またはアウトプットの作業分解
  2. アクティビティ依存関係設定
  3. 作業見積もり

プロジェクトスケジュール

  1. プロジェクト採用カレンダ
  2. WBSの日程設定
  3. マイルストン設定
  4. 日程の確定

プロジェクト立ち上げ

  1. リソース調達
  2. ステコミ
  3. 会議体招集案内
  4. 概要日程案内
  5. プロジェクト計画書レビュー

プロジェクトキックオフミーティング

  1. プロジェクト計画説明
  2. プロジェクトルール説明(遵守事項、収集メトリクス)
  3. 直近工程の作業アサイメント
  4. セキュリティ教育

進捗会議

  1. ディリースタンドアップミーティング
  2. 公式進捗会議
  3. 課題管理
  4. 工程終了会議
  5. プロジェクト完了会議

品質管理

  1. 仕様検証
  2. 機能検証
  3. 障害管理
  4. リリース判定

変更管理

  1. 要望受付
  2. 影響調査
  3. 作業見積もり
  4. スケジュール検討
  5. 採否判断
  6. 契約変更(追加)
  7. マスタースケジュール変更承認

ステアリングコミッティ

  1. 報告事項
  2. 協議事項