アジャイル開発をウォーターフォールの局面に採用する意味はない

これ意味がわからない。

 

tech.nikkeibp.co.jp

 

期間限定公開らしいので、

 

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引用 アジャイル開発で成果出す、浮かび上がった3つの現実解 | 日経 xTECH(クロステック)

 

何がわからないかというと、一部のフェーズに、というくだり。

ウォーターフォールの一部に取り込むということは局面を別の手法に取り替えるということだ。

おかしいと気づいて欲しい。ウォーターフォールアジャイル開発も「システム開発手法」である。まず、プロジェクトの特性を知り、プロジェクトの特性にフィットする開発手法を選ぶことが重要だし、最初にやることだ。

混ぜたシステム開発手法を選ぶということは、プロジェクトの特性を理解できていない部分があると思った方が良い。

その上で、これを読むとさっぱりわからない。

 

 アジャイルのプロセスやプラクティスはどうやって取り入れるのか。代表的なのが、従来のウォーターフォール開発の一部フェーズに適用するパターンである。

引用 同上

 

では、図式化して比較してみよう。ウォーターフォールの一部をアジャイル開発に置き換えた場合のウォーターフォールの局面である。

 

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 これではアジャイル開発を部分的に採用する意味はない。例え、イテレにリリースまでを含めたとしても、要件を見直ししないのであれば、それはアジャイル開発と呼べるのか。

ではと、要件定義まで入れてたら全部アジャイル開発になる。一部分をという発想は破綻しているのではないか。

アジャイルをやった風を周回遅れのSIerや顧客に吹き込むのやめて欲しい。 

 

 

 

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