エンジニアの悩みを99%解消する方法
エンジニアに限りませんが。これはプロジェクトマネジメントのリスクマネジメントを学んで『あ、そーか💡』と腹落ちしたというか目から鱗した。
そう言えば、リスクマネジメントのセミナーを竹橋あたりで受講したのはもう10年以上前のような気がする。もともと、PMBOKのリスクマネジメントでリスクマネジメントのセオリーを学んだつもりになっていたが、多分、今一つの理解だったのだろう。そのセミナーの資料の概要はPMBOKで知っていたことを概念的にはなぞっているように聞いていたが、自分自身が理解不足のところで『あ、そうか』と妙に納得したのだ。
前振りはこのくらいにしておこう。
エンジニアもプロジェクトマネージャもスクラムマスタもプロダクトオーナもマネージャもイライラしたり、不安になったり、疑心暗鬼になることがある。そういった心理状態になるのは、進捗の実績が思っているように上がってこなかったり、チームのコミュニケーションが悪化したり、メンバ間の隙間が広がって情報共有ができていなかったりすることで感じる。
問診
あなたがイライラしたり、不安を感じたり、メンバを疑ってしまうことはどういった事象が起きると感じるか。
診断
メンバや部下に対して問診で尋ねた感情を感じることがあれば、その原因はその感情を感じる相手にあるわけではない。その感情を感じる事象に対して、自分がコントロール出来ないことに対してイライラや不安を感じているのである。
キーワードは、事象に対してコントロール出来るか、コントロール出来ないか、である。
処方
自分でコントロール出来ない事象に対して、リソース(気を揉んだり、悩む時間)を使わない。
これではまだ、イライラすることや疑心暗鬼になってしまう場合は、次の対処を行う。
イライラ、不安、疑心暗鬼を感じるのはあなた自身である。それは、コントロールの効かない相手に対して『期待』をしている。それを理解すること。
期待を伝える
イライラを感じる相手はワザとイライラを感じることをやっているわけではない。相手のベストエフォートでやってくれている。ただ、あなたの期待を知らない。それはその期待を伝えていないあなたが説明しないと未来永劫解決しない。
次のプロシージャで進める。
- まず、感謝を伝える。相手がいなければその期待は実現しないのだから。
- 期待(期待する完成時の状態、期待する完成時期)を伝える。
- どのように進めるか、相手の段取り(進め方)を教えてもらう。
- 次にどのタイミングで教えてくれるかを尋ねる。