チームの文化を育てる

豪雨や地震があるたびに、過去に経験をまとめた『断水しても困らないようにしておくためのまとめ』にアクセスがある。

被災された皆さんの参考になれば良いのですが、何分にも断水の予告がある前提のまとめなので、被災されてからだとお風呂の水が残っているかどうかがある意味(トイレを流すの意味で)生命線になる。

 

fumisan.hatenadiary.com

 

こういった備えは、どんっと一回でやるより、ちまちまと小さく、続ける活動とした方がいい。それは、チームの文化を変えていくことと同じだ。

今のチームは技術をバリバリと使いまくるエンジニア業というよりは、コンサルティングチームに近い。もちろん、これまで麺が経験してきたエンジニアとしての知識や経験を活かしての、と前提があるのだが。

そうしたチームでもチームを作ったばかりの頃は、チームと呼べる状態にはないから全員が手探りで、空気を読もうとするばかりに一歩も二歩も引いた位置から関わろうとする。

そうしたチーム(まだ、チームと呼ぶにはおこがましい)には、新しい文化を作らせなければならない。こういったとき、つい、インストールをすると言う人がいるが、そんなものはチームの文化に根付くわけがない。どこから持ってきたか分かりもしない他人の価値観なんて気持ち悪いことこの上ないではないか。

たとえ、よそから持ってくるにしても、それは持ってきた物の中から、チームに良さそうなものだけが使われるのだ。よそから持ってきたものを考えも、判断もせずに適用するなんて盲目的すぎる。

そうしてチームとして良さそうなものを使ってみて、本当に良いかはチーム全員で判断しなければならない。なぜなら、それを使い続けるのはチームのメンバだからだ。

よくありがちなのは、使う、使わないの判断をチーム『全員』で判断をせず、今使っているからと言う惰性で使い続けることである。そんなことをするならすぐに使うことをやめた方がいい。少なくとも使い続けるメリットはないのだ。

こうして積み重ねられていく実態のないものがチームの価値観であり、チームの文化として育っていく。

文化は継続して育てられていくもの、なのである。