嵌っている状況から抜け出す方法は、自分の知っている当たり前をやる

おじさんエンジニアであっても、マネージャであっても、コンサルタントであっても、嵌るときにはハマる。

この前も嵌ってた。

不思議なことに、他のメンバが嵌っていて相談に来たときに伝えたのは、その嵌っているメンバが当たり前のやり方と言っていた『あなたが言っていたやり方でやればいいのでは』とすっとアドバイスを出来ている自分がいる。

ふむ。

他の人の状況と、その人が普段言っていることの比較はよく見えるものだ。

よく見える。

他人は。

でも、自分ことはよく見えない。

それがはっきりと自分でわかって、内心苦笑い。

普通のことを普通にやる。

自分の頭の中ではわかって、無意識にやっていることをショートカットせずにきちんとやる。

5つ気を配らなければならないのであれば、5つ気を配ること。

上手く出来ず、嵌っているなら、流れで作業をしていて、作業を始めるときに気を配るはずのことをやっていなかった、ということだ。

言い換えれば、当たり前のことを当たり前にやっていなかったから嵌っていたのだ。

気づけばなってことはない。

気づかない間は無駄な時間になっただけである。

上手く進んでいないとき、それは当たり前のことよりも優先して頭の中を占有していることがある。それで自分自身で自分の思考を埋め尽くしてしまっているから、当たり前のことを当たり前にやることに気づかない。

こんなケースはよくあるのではないだろうか。

『これ、こんな風にやっておいて』

『今回は○○が大事だから』

こんな風に言われて、ついつい、それは大事のだな、と無意識に思い込んでしまう。

思い込んでしまうから、手をつけるときに、それが本当にやらなければならないのかどうかを考えずに手をつけてしまい、嵌ってしまう。

あとで聞けば、『そこまで考えなくても良かったのに』と言われるパターン。

当たり前のパターンそれ自体に縛られるのも馬鹿らしいが、もっと馬鹿らしいのは、自分の思考を自分で縛ってしまうことである。

 

 

 

ハマる縄文!?: PHOTO BOOK

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人はなぜハマるのか (岩波科学ライブラリー)

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