そのガントチャート必要ですか
進捗管理のツールを探されているエントリがはてブに上がっていた。仕事の進捗管理ではなく、個人の進捗管理をされたいのだという。
色々とお試し中らしく、評価されている。
評価のコメントを読んでみる。
残タスクが見えるよりも、スケジュール感や進捗率が可視化されてちゃんと進んでいることが見たいので目的と合わない感じ。
タスクを細かく分けて登録すればよいのかもしれないけれど、仕事でも使ったことがなく勘がつかめない。
ご理解のとおり、タスクの可視化ツールである。12文字で表現すると『カンバンを電子化したもの』である。
やりたいことが出来ないと言われるのであれば、そうですかと認識するが『勘がつかめない』という理由であれば、少し心理的老化を疑った方が良いかもしれない。
#冗談なので真に受けないように。
さて、ここである。
ここで疑問を持つのであるが、ガントチャートを必要とするのだろうか。達成したい目標を眺める限り、前後関係を持つタスクはないのではないか。ゆるく読書と感想を繋げたくなるが、本数が合わない(読書100冊全ての感想を書くのではなく、24本と絞り込みのプロセスが挟まっているので分断されているタスクである)。
進捗管理と言われているが、実現できれば良いのは
『目標の進度を可視化できれば良い』
のではないだろうか。
どうだろう。
つまり、2018年にで達成できなかった目標は今年こそ『年末までに達成したい』であり、ただ目標の進度の達成が視認できていれば良いのではないだろうか。
そこにはガントチャートは必要ないし、ガントチャートで予実の線を2本引いたとしてもそのあとやるのは、
- 取り戻しのアクション
- 目標の(スコープ)の見直し
である。
ご提案
trelloで十分。
まだ勘所をつかめていないとのことなので、もし自分が2019年に達成したい目標をtrelloで進捗を可視化するのであればこんな感じで使う例を示そう。
カテゴリは、BacklogとToDoとDoingとDoneである。これ以上はいらない。月次に分けたくなるが横スクロールになるため冗長であるし、やっているタスクだけモニタリングできれば良い。
運用上の工夫点は、Backlogはそのまま年間目標としておき、ToDoにそれぞれの目標を管理したいタイムスパンの単位で切り出す。
本来であれば、1タスク1チケットが良い。つまり、感想であれば1感想に2週間割り当てる(trreloではチケットごとに開始日、完了日を設定できる)。ブログは3日(小数点以下は切り捨て)を割り当てる。
さらに、チケットはコピーできるからToDoに次をレディさせておけばいい。読む本の順番が決まっているなら書籍名をいれても良いかもしれない。
タスクが終わったしたチケットはDoneにポイすればいい。
チケットのサイクル
あと、目標を見ると定量的な目標もあるが数字の設定のない目標もある(C++とか)。これを仮に1本とするとチケットのサイクルはこんな感じになる。
年次(C++)>月次(ふりかえり)>2w(読書)>3d(ブログ、読書)
フラクタルなサイクルぽくチケットを管理すればリズムを作りやすそうだ。
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