家ではほぼ仕事の話をしない話

自分は仕事から帰ってきてワイフに仕事の話をほとんどしない。仕事関係で話をするとすれば出張や帰りが遅くなると言う予定、いつもより給与振込が多いときの理由(交通費や期末賞与的なものだとかの情報)を伝えるくらいだ。

あとは仲の良い役員と飲みに行くときの予定か(気の進まない)組織での催し(飲み会)など、ほとんど予定しか話さない。

それはどうしてかと言うと、子供の頃の体験が反面教師としてそうさせているのかもしれない。簡単に言えば、親が仕事から帰ってくると毎日延々と一方的に話をしている風景をみていた。話の内容に知的好奇心を擽るようなテーマがあれば子供心にも一緒に聞いたかもしれないが、そんな知的な話ではなかった。一日の仕事を逐一話しているのである。

自分が結婚をするとき、仕事の話をひたすらに聞かせるのだけは止めようと思った。

 

『仕事の愚痴の内容が聞くに堪えないこと(同僚に対する人格攻撃)や、

聞に堪えない愚痴』

anond.hatelabo.jp

 

だから、増田の気持ちが少しわかる。人の話を聞くのは体力がいる。聞いているふりをするのも気を割り振っておかなければならないからしんどい。聞いていないときに限って話をしている方は気づく。なんで聞いていないんだ、と。

もう一つ。

同僚などの人格攻撃や愚痴を言ったこともない。そう言った話を聞きたくもない。だから、組織の催し(要は飲み会)で愚痴っぽくなるとスルスルと場所を移動する。勉強会のアフターの懇親会でも愚痴っぽい話をし始める輩がいると別のネタを差し込み、話を切り替えさせる。勉強会は主宰であるから組織の飲み会のように放置するわけにもいかない。

どうしてしないのかと言えば、酒が不味くなるからである。なぜ、高い会費を払った上でつまらない愚痴を聞いたり言ったりしなければならないのか。そんな酒なら飲まないほうがいいし、家で愚痴を言って聞いてもらう相手に愚痴を言う側の負の嫌な気持ちを伝播させる必要もない。安心して自分を開放する場所で闇に闇を上塗りしなければならないのか。

仕事の話をしない理由の後付けの理由はコンプラである。ここ10年くらいの話だろう。身内だとコンプラのガードが下がり、組織内のあれこれを話している旦那は多そうだ。話した相手の家族、ご婦人の他のご子息やご令嬢は小さくても聞いているものだ。そしてポロっと幼稚園や小学校で話すのである。既知の情報以上は話せないし話さないのが吉である。

愚痴を話すより、同僚の人格攻撃をするより、ワイフが笑うネタを話すほうを選んでいるだけのことだが。

 

 

 

ダメダンナ図鑑

ダメダンナ図鑑

 
深夜のダメ恋図鑑 (フラワーコミックス)