エンジニアのキャリアのアプローチ
自分のエンジニアのキャリアをざっくりと振り返ると、前半は成り行きまかせ、後半になればなるほど何をしたいかを考えて、色々と手を出し口を出すようになっている。
まあ、色々と口を出しても脈がないならその組織に居続ける理由はないなと最近は思う。流動性は高まっている。
エンジニアのキャリアで検索すると転職エージェントやWeb系開発者ブログ(最後に人材募集)ばかりだ。まあ、一番売れるものは人(=エンジニア)だからそうなる。
- 前提事項
人は知っていることでしか、考えることはできない。
だから、知っていることを増やすことは選択肢を増やすことになる。 - キャリアの適用先
キャリアを考えるのは、転職するためが目的ではない。
やりたいことを見つけられたらそれもキャリアを考えるキッカケの1つ - エンジニアの専門性
教科書的には、エンジニアの中での専門性は、キャリアとしての選択肢である。
エンジニアからすれば、これが一番イメージしやすい(筈)。
引用 http://ITスキル標準V3 2008のキャリアフレームワーク
所属する(大半の)組織では、引用の表の職種をインフラ、アプリの2体系で括り、細分化していない。専門分野の知識をエンジニアが持つ属性として扱う。この辺りは細分化してもここには当てはまるエンジニア数が少ない(=制度構築と維持のコストに見合わない)ため。 - エンジニア周囲のキャリア
エンジニアの中での専門性によるキャリアは1つの選択肢であるが、マネージャ職、営業職、管理部門などのエンジニアを組織として支える(エンジニアを管理したり、エンジニアを売ったり、事務処理を代行したり)キャリアもあることを知る。
まあ、キャリアを積み、ロールを上がるとマネージャ職や営業職の部分的な役割を担わされるので自然とやらされていたりする。
ーーーーー組織の壁ーーーーー - 組織外へのキャリア
ここは組織の中から外へ一歩踏み出す、いわゆる転職(転社)。
対外の組織を選ぶのも、ヘッドハンティングや、転職エージェントを使ったり、転職イベントを使ったりすることを思い浮かべるだろうが、最近はツイッター転職や口コミ(知り合いからの引き合い)、FA宣言(逆に応募してもらう)の手段がある。
ーーーーーバックオフィス、営業の壁ーーーーー - 独立
売れる技術、売り方、売る先を持っているなら会社組織にして会社にするのも選択肢。
個人的には売るところを自分でやらないと勝手に値付けされて安く買い叩かれない。間に人も入り、その人の思惑も面倒になる。安請け合いして得るもの少なし、となりそうでお勧めできない。意思決定は自分で判断してやるべし。
気づいたかもしれないが、項目を上から下に進めば進むほど、多くの知識を必要とするし、難易度も上がる(と思っている)。組織の壁の外は、口コミの方が良い。
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