CEOがエンジニアを手放すかを考えているときに考えている2つのこと

CEOはそうそうエンジニアを手放したいとは思っていない。特にここ数年来のエンジニア不足は。スタートアップや10年未満のネームバリューが育っていないサービサーならことさらである。

それでも、CEOはエンジニアを手放さなすかを悩むケースがある。そのとき、次の2つのことを考えている。

1つは手放すかを考えているエンジニアのスキルである。エンジニアの持っているスキルセットが事業とフィットしているか。少なくとも事業に合わせてスキルの幅を広げたり、次のロールに相応しい(=ステップアップしたときに必要とするスキルやスキルレベル)を身につけようと試みているかを(CEOやラインマネージャを通して)見ている。

2つ目の表現の仕方はいくつかある。対象となっているエンジニアのマインドセット、仕事に対する姿勢、価値、などが当てはまる。いくら1つ目が良くても、協調性がなければ小さなチームの中でその技術は活きない。なぜならチームで浮いてしまい、孤立してしまうからだ。仕事に対する姿勢も同じだ。小さなチームの中で受け身のエンジニアに構っている余裕はない。価値はコミットメント、意思決定、行動、結果のフォローの全てに現れる。小さなことのように見えるがそれが積み重なると気づかないうちに小さなチームを蝕む。

CEOは特に古参のエンジニアが対象となると非常に悩む。悩むが決断をしなければならない。ならないがズルズルと引き摺ってしまう。それは間違えたくないからだ。

我々エンジニアは、CEOの思いとチームの存在価値に共感できたらできることやろう。それだけしかできないのだから。

 

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