席に座っていないと仕事をしていないと思っている上司には就きたくない
所属する組織も当然のようにリモートワークの制度を導入している。自分もリモワしようと思うが、PCを持って帰るのが面倒(家のPCのACアダプタと形状が違い持ち帰らないといけない)のでまだやっていない。
夏くらいには、PCを更新する腹づもりなので、それ以降はリモワを頻繁にするかもしれない。
ただ、この先の私用で半日くらい潰れる予定があるのでそこをリモワとスケジューラに入れてある。
周りを見ると、みなさんそれぞれのご事情で自由な時間に出社されたり、退社されている。小学生くらいまでは、送り迎えや学童など色々とあるので中堅の男性も女性も(お家の中での当番なのか)ライフスタイル(というか預けている先の制約)で職場を後にされている。
そんなだと業務に支障が出るのでは、と思われるかもしれないが、それはそう思う人の組織を前提としているからであって、所属する組織では、業務は回っている。どうしてかというと、その人の労働時間のコミット分は働くことを求められるし、それに応えているからである。
そこには応分の業務量があるし、それに見合った成果を求められる。コンピテンシレベルの要求が高くなれば、より難易度の高いパフォーマンスを求められる。
まあ、リモワを導入していない組織の方やリモワを導入しているけれどオンサイトがデフォルトになっているような組織や、部下が席に座りPCの前にいることでしか業務の成果を判断できないような管理職がはびこっている組織の方には信じられないかもしれない。
何を信じられないか。
部下が黙っていても自分の仕事をするということである。
というか、そういった部下の仕事を外形上からしか判断できないような管理職は、ご自分で事業の案件を持たれているのだろうか。会議と、会議と、会議と全部、報告で埋まっていて、ただ批評家のように好き勝手にケチをつけるだけのスケジュールで毎日がすぎているのではないだろうか。
ご自身で事業の案件に手を染めていたら、部下がPCの前に座っているかどうかなんってどうでもいいことである。必要なことは部下の進捗上の障害があればそれを取り除く手助けをすることだけで、そういったことを雑談でインプットしてくれる部下はどこで働いていても構わない。
業務上必要がないのに頻繁にテレワークをする部下が出て悩んでいます。
とはいえ、テレワークが可能であれば、通勤時間の削減になるので有益な働き方になります。その意味でも都度申請方式がよいでしょう。特に育児や介護、障害などの事情がある社員にとってはありがたい制度です。
質問をしている管理職にも呆れる(制度を活かした運用ができないのだろうか)が、こんな回答をしている『特定社会保険労務士/行政書士』もひどいもので、大の大人に都度許可を取らせることの無駄がわからないのだろうか。
業務上の特性で事業所に居なければならないなら、もともと制度適用から外す必要があったわけで、それもしていないのだから、質問をしている管理職の部下は不憫でしかない。
部下の業務の成果が伴っていればそれで十分だし、足らないなら成果を出すように導くだけで十分である。それよりも自分の仕事をされた方が良い。