場所や組織にくくりつけて働かせるなんて

自分はこれまで一度も、所属していた組織にロイヤリティを感じたことはない。といって、仕事だからと割り切って仕事をしてきたわけでもない。

だからと言うわけではないと思うのだが、所属していた組織に対して、そこにいることに喜びを感じるとか、優越感を感じると言うことも一切ない。

プロのイズムを自覚したときから、必要とされる仕事に対して、それを終わらせることだけにフォーカスしてきた、と思っている。

言い方を変えれば、受けた仕事は終わらせることに集中してきただけであり、仕事を終わらせると言うことは、成果である価値を届けることである。

スポンサーがシステムを欲しいと言えば、システムを届け、コンサルを期待されていれば、要件に適合するビジネスコントロールをかける。

もちろん、仕事はアサイメントされて、そこで仕事をするのであるが、仕事をする場所に全く価値を感じない。

つまり、『ここ』で働くことも、『所属する組織』で働くことも、自分にとってはインセンティブにはならない。

ある時期にオフィスのリニューアルがあり、経営者から『ここ』で働くことはワクワクするだろうと聞かれたが、これまで一度も働く場所でワクワクを感じたことはない。

多分、自分は働く場所に対する帰属意識も、所属する組織に対する帰属意識もないのだろう。

『ここ』で働くことも、属する組織で働くことも、誰かが決めてきたことではあるが、そこに縛られない働き方をしていると言えるのではないか。

特に、アサイメント的なことはさておき、メンタル的に依存しないと言うことは、自分のミッションにイズムを持って挑戦する場として捕らえられると言うことであり、精神衛生上拘束されないため、とても良い。

働き方が変に求められる時代では、場所や組織に縛っていては、旧態依然のままで、お仕着せの仕事のやり方からいつまでたっても抜けられない。