走りながら考えるは嫌だけど出来るようになってから挑戦するはもっと嫌
『走りながら考えろ』と言われると『お前の準備不足の付けを現場に回すな』と言いたい。
プロマネをやるようになってから、いや、あるプロジェクトでの担当業務でのやらかしたときのインパクトを教えられたときからなのだが、準備での作業標準プロセスの洗練さを意識するようになった。
結果、準備期間が短くて、いくらシンドくても準備で手を抜くことをしなくなった。これを意識しないリーダやプロマネを見ると、コストと時間の感覚がないのだと思うようになった。
だからと言って、いつになっても結果を出さない方はもっとタチが悪い。あれがない、これがないなどと言って、始めないのは土俵に上がるつもりがないのだ。
あれこれないということを認知できているのであれば、リスク識別ができているということだ。始めるとしたときのリスクとその原因の所在をオープンに晒して、自分のミッションの裁量の中だけで初めてしまえばいい。
もしくは、グズグズせずに、中止の意思決定をしてしまう。これも始められない原因の所在をオープンにして、始めたときのインパクトを定量的に示し、始めること自体が自分の裁量を超えていると意思決定をエスカレーションするのである。
こうしたものの考え方は、決して難しいものではない。一つひとつは担当エンジニアやリーダエンジニアで実践で学んでいるだろう。
自分の担当する裁量を任せている人の目線で見ると、任せているのだからやって欲しいと思っているだろうし、やって欲しいのにやらないとするならとかやってみて上手くいかないとかとなったとき、どんな情報があれば理解は出来るかを考えると、バラバラのパーツを組み立てられる、かもしれない。