人生のハンドルを渡されたことに気付いたとき
ある平日、メッセンジャーにて。
友人「今日の夜食事どう」
自分「(うーん、作業しようと思ってたけど平日は珍しいな)どうした」
友人「君のこと話したら、話してみたいという人がいて、食事でも」
自分「(2時間くらいか)いいよ、どこで」
予定していたことがあったのだが、会いたいというのも面白いと思い、予定していことは先送りして。
これはこれで締め切りがしんどくなるのだが。
待ち合わせ場所にいってみると若い風貌のひとと見間違えることもない友人の2人連れ。
自己紹介をしてお店に。
友人がいるから飲むのかもと予想をしていたら、案の定、友人はハイボールを飲むのだそうだ。じゃあ、いいかとこっちも輸入ものの瓶ビールを選ぶ。会いたいを言ってきた人は生ビール。
店員に促されてw、乾杯をしてから、つまみを。この会いたい人、チョイスが少し独特。面白いのでその人と友人に選択は任せる。
会いたいと言ってきた人の素性をバラせば、若者である。どこかで友人と繋がっていて、何かのきっかけで自分のことを知ったのか、友人が意図的に話したのか。
自分「それで何を話したい」
若者「いろいろとやられていますけど、直近で始められたのはどういった経緯で」
自分「以前経験していたことがあって、それを久しぶりに再開したら理由はわからないがいい塩梅に仕上がって、それを続けてやっていたら途中で失敗した。その失敗をみせたの、プロに。で、プロは一発で原因を見抜くんだね。で改善し続けたの。でもまだ勘でさ。それをエンジニアリングしたの。あとプロダクトマネジメント。で続けてる。それだけ」
若者「はあ」
友人「急にクオリティがね上がったね」
自分「やっている方は継続してやっているから自覚なしだけどさ」
このあと、ポツポツと話す若者の、脈絡のない質問にただ「若いな」と「このくらいの年齢なら自分のときよりも優秀なんだろうな」と頭を過った。
若者の質問を集めて、煮詰めると、自分は何をしたらいいか、ということのようだ。
若い時間が、一番勉強出来る。知識をためるにはいい時間。外に出て、体験をするにもいい時間。
気になることは自分で試してみるにもいい時間。
この2つだけ、話す。あれこれしろとか、長々と話したりしない。
結局、将来自分は何をしたらいいかの教えを欲しているのだろう。知らなければ、選べない、知るためには良い時間を持っている。人生で、一番多く持てるタイミング。
今までは誰かが選択肢を教えてくれた。
でも、これからは、自分で決め、結果を出す。きゅうに、ポンっとハンドルを渡された。
戸惑っているのだろうけど、これからは自分でハンドルを握り続ける。
道はどこかに繋がっているから